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恋花火***Special Starmine
第1章 春うらら
テーブルの上にはご馳走がいっぱい。
しかも、タケルの好きなもんばっか。
「ふふ、今日朝から張り切っちゃった。」
「お母さん、自分の好物よりタケルの好きなものばっかり作ったんだね。」
「そうなのよー。なんか自然と腕が動いちゃって。さ、食べましょう!冷めちゃうから!」
パーティが始まり、隣にいるタケルは、美味しいもなにも感想は言わず
ただ黙々と食べていた。
手が進むのは美味しい証拠だね。
それを見て嬉しそうにしているタケルのお母さん。
お母さんにとって、それが何よりのプレゼントかもしれないね。
「おい」
「ん?」
「おまえも食えば」
「食べるよ。」
「さっきからただ笑ってるだけじゃん。」
「え、私笑ってた?」
「うん。」
知らず知らずのうちに笑ってた。自分がキモい。笑
タケルのお母さんの手料理は久しぶりに食べた。
ずっと働きづめで忙しかったからね…。
しばらくすると、眠くなったおじいちゃんは早々と帰宅。
タケルのお母さんもお風呂に消えた。
リビングに残された私たちは、どちらからともなく後片付けを始めた。
ふとテレビボードに目をやると、私とタケルの写真が飾られていた。
幼稚園から小学校のものまである。
「お母さんこれまだ飾ってたんだぁ。」
「うん。それ捨てられてたんだけど、ゴミ袋漁ったらしい。」
またこうして再び飾られていること
みんなで笑い合えていること
それがすごく嬉しい。
なにより
タケルがこの家に戻ってこれたことが嬉しいよ。
しかも、タケルの好きなもんばっか。
「ふふ、今日朝から張り切っちゃった。」
「お母さん、自分の好物よりタケルの好きなものばっかり作ったんだね。」
「そうなのよー。なんか自然と腕が動いちゃって。さ、食べましょう!冷めちゃうから!」
パーティが始まり、隣にいるタケルは、美味しいもなにも感想は言わず
ただ黙々と食べていた。
手が進むのは美味しい証拠だね。
それを見て嬉しそうにしているタケルのお母さん。
お母さんにとって、それが何よりのプレゼントかもしれないね。
「おい」
「ん?」
「おまえも食えば」
「食べるよ。」
「さっきからただ笑ってるだけじゃん。」
「え、私笑ってた?」
「うん。」
知らず知らずのうちに笑ってた。自分がキモい。笑
タケルのお母さんの手料理は久しぶりに食べた。
ずっと働きづめで忙しかったからね…。
しばらくすると、眠くなったおじいちゃんは早々と帰宅。
タケルのお母さんもお風呂に消えた。
リビングに残された私たちは、どちらからともなく後片付けを始めた。
ふとテレビボードに目をやると、私とタケルの写真が飾られていた。
幼稚園から小学校のものまである。
「お母さんこれまだ飾ってたんだぁ。」
「うん。それ捨てられてたんだけど、ゴミ袋漁ったらしい。」
またこうして再び飾られていること
みんなで笑い合えていること
それがすごく嬉しい。
なにより
タケルがこの家に戻ってこれたことが嬉しいよ。