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優しい愛には棘がある
第1章 ご注文はイケナイ遊戯
執拗にほぐされた心咲の潤みは、皐月の指も美奈のそれも、ディルドまでするする受け入れた。ほんの僅かな出血は、皐月のキスが拭っていった。
これだけの仕打ちに遭いながら、心咲には、とても大切にされている感覚があった。
皐月が心咲の身体のすみずみまで、綺麗とささめきかけるからだ。美奈がガラス細工にでも触れるように、繊細な力で心咲を抱き締めるからだ。そして杏の大人の玩具の扱いは、素手で愛撫されている錯覚を与える。ことこの優しい暴力が、心咲に潜んだマゾヒズムの血を顫わせる。
心咲は四人に代わる代わる抱かれていった。
三周目に差しかかる頃、体力に限界を覚え始めた。
「あっ、あん、あああっ、もうダメ……やすっ、ませて……あっあっああっ……」
「お前夜明けまでヤらせてくれんじゃなかったの?ほらほら良いんだろ」
「ひぃあぁあああっ!!あんっ、そなっとこ……やだぁぁあっ、そんなにかき混ぜちゃやだあああっ!!やぁああっ……」
「あー、こいつ最高。声とかバリ可愛いし」
「皐月ー、もっと鳴かせちまえ!」
「うっ、はぁっ、あぁあっ、いや、もぉやぁ……いやぁっ、あっあっああんっ……」
心咲は、自分の過剰に敏感になった身体を呪う。
限界は近いのではない。きっととっくに超えている。