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優しい愛には棘がある
第1章 ご注文はイケナイ遊戯
「お前さぁ、発情期のメス猫みたいに暴れんな。ほんとにやなわけ?あたしに腰押しつけてきて、もっと犯して欲しいってか?」
「うぅ、うぅぅ……あっ、あんっ、あぁああ……」
皐月が心咲の乳首に噛みつき、舌の先でてらてら転がす。陰核を愛液に沈溺せしめ、潤みにうずもれた指は間断なく上下していた。
いや、いや──…と、叫びながら、心咲は皐月にしがみつく。
皐月はジャケットを脱いでいた。汗に透けた首周りは妖艶で、発達した乳房はとても綺麗な形をしている。ウエストから太ももにかけての線はモデル並みだ。
「お嬢さん」
心咲の耳に、やはりしゃがれたアルトが触れた。
「あんまり心にもないことほざいてたら、さっきの写メ、ばらまくぜ」
「やぁっ……あっあっあんっ……」
そうだ。これだけ甘い遊戯でも、主導権は四人にある。
だのにそうした状況さえ、心咲を恍惚にとりこめることに補翼していた。