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優しい愛には棘がある
第2章 Moon crater affection
ヴィィィィィィィィ…………
無慈悲なローターの振動が、由多香の陰核を攻撃する。
「ああぅ!!あっ……あああっっ…………イクぅっ……イクっ、気持ちい、あっ、あん、ぁぁあああっ……!!動かさなっ……いいっ、やめてぇぇ……っ」
「良いのかダメかどっちなんですか」
グン……ヴヴッ……ヴィィィンヴィン…………
陰核を押さえてぐりぐり回る先端が、ぐちゅ……ぐちゅ……という体液の喘ぎさえかき消さんまでに正鵠をなぶる。
「はぁ、……んっ、あっあぁっ、……良いっ、いい、からっ、……我慢出来なぁっ……ぃ……」
少女の舌が由多香の耳朶を転がす。お姉様、と、おりふしささめく唇が、喘ぎ悶える由多香の首筋を撫でてゆく。
「佐和お姉様の前でそんなに私が欲しくなるなんて、淫乱なお姉様ですね」
少女のどこまでも優しい眼差しと、由多香の物欲しげなそれとが交わる。
「私のために耐えて下さい」
「はぁっ、はぁ……」
「あの時計の秒針があと一周するまでイかずに耐えてる姿を見せてくれたら、由多香お姉様に最高のご褒美をあげます」
「…──っ、……」
由多香の頬の薔薇色が、ひとしお深まる。
先刻から頻りと「佐和」と呼ばれている女の目が、恍惚とした光でぎらついていた。