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優しい愛には棘がある
第1章 ご注文はイケナイ遊戯
「すみません。私は何故、皆さんとこんなところへ……」
「心配すんな。このこと口外しねぇって約束したら、明け方には帰してやっから」
「分かりました。口外しません。ただ、その、私、明日も仕事があって……ぁゃぐっ」
心咲の顔が、杏に正面から鷲掴みにされた。
頬の形も変形するまでぞんざいに、ぐいと横を向かされる。
「へぇぇ。コンビニ店員って、よく見りゃ可愛い顔してんだ」
「顔とかどうでも良くねぇ?問題はこっち」
「ひっ……あっ……あ、……」
「感度はまずまず、か。下着邪魔だな」
「おい、あたしにもさせろよ」
「ゃ、はん、あぁっ……」
心咲の顔面を歪ませていた指が、離れていった。
だが、杏に続いて無造作に身体をまさぐり出した無数の手が、正鵠を淫らな楽器に変える。心咲の声帯は、いよいよあるじの意思に背いて音を上げるようになっていた。
フレアスカートに美奈の頭が潜り込む。湿った舌がストッキングをしゃぶり出し、心咲の内股を撫で尽くさんばかりに火照らせてゆく。
ことこの手がブラウスごと乳房を捕らえた。揉みしだき、おりふし指先が乳首を狙い、心咲の胸を力ずくに刺戟する。
「やめて下さい……恥ずか、しぃ……ぃやぁ……ん、……」
心咲の身体が軸を失う。腰から力が抜けていく。
いよいよくずおれていった心咲の身体を、皐月が羽交い締めにした。