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快楽の館
第4章 【第4章】食事

「リオさん、どうしてこんな山奥に?」

『あ、ピクニックに来ていて途中で大雨が降って、崖から滑って落ちちゃったんです。』

ミカコさんは「まぁ…」と驚いていた。


「それは大変ね。携帯電話は持っていらっしゃる?」


私はそれまでズボンのポッケに入っている携帯電話の存在をすっかり忘れていた。


『あ!あります!』


迷い込んで初めて待受を見ると、彼からすごい量の着信やメールが来ていた。


「外と連絡は取れそうね。それなら雨が止むまで家でゆっくりしていってください。晴れたら人気のあるところまで案内するわ」


『はい』

私は彼に急いで今の状況をメールで返信した。
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