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快楽の館
第2章 【第2章】森の中
約束の土曜日、彼は車で迎えに来た。
家から何時間もかかるすごく遠くの森についた。
『まったく知らないところだ。初めてくるよ』
「自然がいっぱいで、最近少しずつ有名になってきてるんだ。」
『そうなんだ。あ、お弁当作ってきたよ!』
「マジで!?リオの手作り弁当かー。俺幸せだなー。もう少し歩いたらお昼にしようか」
彼はウキウキしながら、私の手を握ってきた。
彼はどんどんと山奥に入って行く。
『ねぇ、ずいぶん進んだけど、この道大丈夫?なんだか、さっきとは違って獣道みたい…』
すると彼は振り向き
「リオ、最近俺とのセックスに不満があるんじゃないか?」
と急に聞いてきた。
図星で動悸がする。
「俺、分かってたんだ。俺としたあと1人でしてるだろ?」
『え…』
バレてた。