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快楽の館
第8章 【第8章】お別れ


帰りの車内は無言だった。



「なぁ、リオ。ごめんな。怒るのも無理はないか…」


そうではなかった。
怒っている訳ではない。


彼は私の太ももに手を置いてさすってきた。

ただ私は彼にすごく気持ち悪さを感じてきてしまっていた。



私はそっと、彼のその手をどけた。



数時間して、家に着いた。



「リオ、上がってっていい?」


彼は私の家に上がった。
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