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一族の恥
第1章 お母さんへ
 そう思ったらぼくな、ちょっと疲れてもーてな。
 椅子座って、煙草吸って、床の上の3人を眺めながらボーッとしとってん。



 アンナはガニ股の格好のまま、血と精液と臭い汁をボッタボタに濡れた床の上に垂れ流しにして、へばっとった。
 息するたびに腹が膨らんだりへっこんだりしとった。


 どんくらいそーしとったんやろなぁ。


 だんだん眠なってきてな。


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