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一族の恥
第1章 お母さんへ
 ぼくはそう信じてる。



 昨日はいっぱい酒を飲んだんや。
 お父さんとおんなじで、ぼくもあんまり酒のまんほうがええねんけどな。
 ようさん飲んだら、なんもええことないから。



 でも今も飲んでる、社長が置いてった歳暮の残りや。
 人生最後の晩餐や。
 て、ちょっとクサイな。




 どのみち、ぼくが殺したあの3人は、生まれ変わってしか幸せになられへん人らやってん。




 お母さんもそう思うやろ?




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