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第1章 お母さんへ

　お母さん、俺な、今、酔っ払ってんねや。
　メタクソ酔っ払ってんねや、字ぃが汚くて堪忍やで。

　俺もう、なあんも怖ないわ。
　お母さんが里奈子に金さえ渡してくれたらもう、なんも怖ない。
　この世に未練なんかもう、これっぽっちもないんや。



　なあお母さん。
　俺いま勃起してんねんで。
　なんでや思う？



　あのクソの悲鳴思い出して興奮してんねん！