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一族の恥
第1章 お母さんへ
なんせ明るい女やから、笑いだけは絶えへんで楽しくて楽しくて。
せやから、里奈子のことなんか、思い出すひまもなかった。
地味な里奈子とちがって、派手な女でな。
顔にはなんかしらん粉塗りたくって、目にまでなんか色ついたレンズ入れよる。
毛ぇも派手な色に染めてな。
匂いも、なんか派手な匂いさせてな。
金もきもちよーばんばん使ってな。
財布の紐がアホほどかたい里奈子とは大違いや。
何枚もカード持っとって、限度額いっぱいまで全部使いやんねん。
すごいやろ?
休みの日も仕事の日も、いつも酒飲んどってな。
シラフのときのがめずらしいくらいやったな。
せやから、里奈子のことなんか、思い出すひまもなかった。
地味な里奈子とちがって、派手な女でな。
顔にはなんかしらん粉塗りたくって、目にまでなんか色ついたレンズ入れよる。
毛ぇも派手な色に染めてな。
匂いも、なんか派手な匂いさせてな。
金もきもちよーばんばん使ってな。
財布の紐がアホほどかたい里奈子とは大違いや。
何枚もカード持っとって、限度額いっぱいまで全部使いやんねん。
すごいやろ?
休みの日も仕事の日も、いつも酒飲んどってな。
シラフのときのがめずらしいくらいやったな。