この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
星の島で恋をした【完結】
第11章 《十一》
身体は気だるさを覚えていたが、肩の痛みが消えたおかげなのか、力がみなぎっているのが分かった。
「減ってないのか?」
セルマは首を振ったが、気後れしてしまってどうしても男に近寄れなかった。
男は近寄ってこないセルマにじれたようで近づいて来て、腕を取って引っ張った。男の腕の中へセルマの身体が転がり込んだ。
近寄れないと思ったのに、あっという間にこんなにも近くに来てしまった。
少し怒っているのか、険しい表情をセルマに向けてきた。
「なんでこない」
なんでと言われても困る。
気後れしたとも言えず、セルマは無言を返した。
「まあいい。ほら、飯にするぞ」
「減ってないのか?」
セルマは首を振ったが、気後れしてしまってどうしても男に近寄れなかった。
男は近寄ってこないセルマにじれたようで近づいて来て、腕を取って引っ張った。男の腕の中へセルマの身体が転がり込んだ。
近寄れないと思ったのに、あっという間にこんなにも近くに来てしまった。
少し怒っているのか、険しい表情をセルマに向けてきた。
「なんでこない」
なんでと言われても困る。
気後れしたとも言えず、セルマは無言を返した。
「まあいい。ほら、飯にするぞ」