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全てが終わったとき、俺は変わらず君に恋をしているだろうか
第1章 藍は香る
濡れた秘裂の入り口は男を招くようにヒクついている。シラハはそこに己の怒張を擦り付け、これから味わうであろう快感の末端を味わっていた。
「だ、め……入れちゃ、だめ……!」
まともに呂律の回らぬその言葉はまるで催促しているように聞こえる。
「……もう遅い」
ここで全てなかったことにして引き下がる男など、いるはずがない。
「――――ぁああッッ!!」
一際大きなラズリアの喘ぎ声は洞穴の中で反響し、互いの耳を犯した。
逞しく反り返った熱い肉棒の根元を一突きにされたラズリアの内膣は急激に収縮し、その欲望全てを絞り尽くそうとしている。
「くっ……なんて締めつけだ……」
これまで何人か女を抱いてきたシラハだが、これほどまで強い快感は初めて味わう。しばらくは奥で留まり、蠢く膣の刺激を存分に楽しんだ。
この美しさに加え、女としての機能も極上級とは。先にも後にももうお目にかかることはないだろう。
そう考えたら、シラハももう欲望に忠実になっていた。
「あっ、あっ、あっ……! ふかっ、深すぎ……やぁん……!」
小刻みに男根を打ちつけたかと思えば腰をグラインドさせてラズリアの反応を伺う。彼女が快楽に溺れ震えるほどに、シラハ自身も絶頂に近づいていった。
「も……だめ、です……! っぁあ――――――!!」
「くっ……!」
達してしまったラズリアの膣が、シラハの男根にその精を出せと激しい蠕動(ぜんどう)を幾度となく繰り返す。絶えぬ圧搾に、シラハは夥しい量の精液をその中に吐き出した。
焚き火の弾ける音と、豪雨の音が鮮明に聞こえる。
ラズリアが気を失っているのを確認した瞬間、シラハは己の生命力全てが身体から抜け落ちる感覚に陥り、その意識を手放した。