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激情パラドックス
第4章 別離の理由
「私がバカだったんだよね……結婚を焦るのがいけなかったんだ……でも子どもだって欲しいの……!それには他の人とセックスしなきゃ……」
「すればいいんじゃん?見つけろよ、身体の相性もいい結婚できる男」
我ながら冷たいと思う。けど俺にはもう美弥がいるんだ。
「いないのよなかなか……!……大和みたいに、おっきい……ひと……」
「おっきいって……ちんこのこと!?」
「……うん」
うわ……、そのことか、物足りないって、まんま物理的な問題か。
「それ確かめる為に3人も同時進行したのに……!みんなダメなの、挿れてもスカスカに思えちゃうの……!6年も大和のおっきいの挿れてばっかりで、もう私の身体……、あんなんじゃ満足できないの……っ!」
いや……、うん。なんかまぁ、そりゃ大変だな。
「顔も身体も……、大和がいちばんイイの……。指でするのも舐めるのも……、大和のじゃなきゃイケないの……っ」
「う、うん……そっか……」
上手くて悪かったな……。ていうか随分具体的だな。

「だから……かえって欲求不満がすごくなっちゃって……、大和と……すっごくシたくなっちゃって……」
話しながらさくらは服を脱ぎ始める。え、おい……ちょっと、なんだよ。
「別れなきゃと思うのに、大和のことばっかり考えちゃって……」
ブラまで外して上半身は裸になってしまった。ぶるん、と露わになった胸に、股間が反応してしまう。
「身体が、もう……ダメなのっ!……こんなこと、予定外で……!どうしたらいいのよっ……」
さくらは俺に抱きついてきた。
「え……、ちょっと、待てよ」
「シたいの……、大和としたくてたまんないの……お願い、最後にもう一度だけでいいから、思いっ切り抱いて……?ねぇ……おっきいの……、欲しいの……っ!」
「うわ……っ、さくら、ちょっ……待てってば!」

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