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激情パラドックス
第2章 小悪魔の囁き
「私は松原さんが好き。昨日も言いましたよね」
「ああ」
「だから昨夜は……嬉しかったです。セックスできて」
くそっ……、可愛いなほんとに。
「すごく良くて……、今までで一番……良かった」
まっすぐに俺の目を見てそう言う彼女の小悪魔さ加減ったら半端ない。ビンビンくる。けどどこか感じる罪悪感。
「ごめん……、ちゃんと付き合おうって言ってからするべきだった……かな」
「いいんですよそんなの。私が欲しいと思ってくれたんですよね?」
「うん……めっちゃ欲しいと思った。それに俺も……最高のセックスだった」
「彼女さんより良かったですか?」
俺の腕に指を這わせながら、そんな事を言う。こいつ……、末恐ろしいな。
「え……、フツー聞くかそういうの……」
「……聞いちゃダメでした?だって彼女さんのとこに戻って欲しくないです……せっかく私のところに来てくれた松原さんを……もう、離したくない」
ぎゅっと腕を掴まれる。ああ……、すごいなこの子は。とんでもない子だ。
「戻る気なんかないよ。まだちゃんと別れてないで言うのは気が引けるけど……、その、俺も美弥が好きだ……。このまま、ちゃんと付き合いたい」
結構勇気を出して、言ってみたつもりだったんだが。
「本当にそう思ってますか……?私、悪い子ですよ?」
「何がだよ。例えば?」
「うーん。例えば……、セフレが何人かいる、とかね」
「えっ……えぇっ!?」
マジかよ……悪夢だ。でもまぁ、俺に何も言える権利もない、か……。
「その中にはバイト仲間の伊藤くんもいるよ、とか、ね?」
「伊藤!?何それマジで!?」
大人げないことに俺は本気で嫉妬した。イラッとした。伊藤って奴はチャラくていかにも女癖が悪そうな大学生だ。バイトで入って来てから他の子も食われてる。そこそこ仕事ができる奴だからそこもなんかムカつく。
「ほーら、私のこと嫌になってきたでしょう……?伊藤くんとは2回ぐらいしかしてないですけどね……、他にも一晩だけの相手もいたり、こっちに住んでる地元の先輩ともたまに……」
俺は必死でメラメラ燃えたぎる醜い感情を抑えた。
「ああ」
「だから昨夜は……嬉しかったです。セックスできて」
くそっ……、可愛いなほんとに。
「すごく良くて……、今までで一番……良かった」
まっすぐに俺の目を見てそう言う彼女の小悪魔さ加減ったら半端ない。ビンビンくる。けどどこか感じる罪悪感。
「ごめん……、ちゃんと付き合おうって言ってからするべきだった……かな」
「いいんですよそんなの。私が欲しいと思ってくれたんですよね?」
「うん……めっちゃ欲しいと思った。それに俺も……最高のセックスだった」
「彼女さんより良かったですか?」
俺の腕に指を這わせながら、そんな事を言う。こいつ……、末恐ろしいな。
「え……、フツー聞くかそういうの……」
「……聞いちゃダメでした?だって彼女さんのとこに戻って欲しくないです……せっかく私のところに来てくれた松原さんを……もう、離したくない」
ぎゅっと腕を掴まれる。ああ……、すごいなこの子は。とんでもない子だ。
「戻る気なんかないよ。まだちゃんと別れてないで言うのは気が引けるけど……、その、俺も美弥が好きだ……。このまま、ちゃんと付き合いたい」
結構勇気を出して、言ってみたつもりだったんだが。
「本当にそう思ってますか……?私、悪い子ですよ?」
「何がだよ。例えば?」
「うーん。例えば……、セフレが何人かいる、とかね」
「えっ……えぇっ!?」
マジかよ……悪夢だ。でもまぁ、俺に何も言える権利もない、か……。
「その中にはバイト仲間の伊藤くんもいるよ、とか、ね?」
「伊藤!?何それマジで!?」
大人げないことに俺は本気で嫉妬した。イラッとした。伊藤って奴はチャラくていかにも女癖が悪そうな大学生だ。バイトで入って来てから他の子も食われてる。そこそこ仕事ができる奴だからそこもなんかムカつく。
「ほーら、私のこと嫌になってきたでしょう……?伊藤くんとは2回ぐらいしかしてないですけどね……、他にも一晩だけの相手もいたり、こっちに住んでる地元の先輩ともたまに……」
俺は必死でメラメラ燃えたぎる醜い感情を抑えた。