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花咲く夜に
第8章 旅立
白い天井。
白いシーツが掛けてあるパイプベッド。
病院のようだ。
『あ、そうだ私……
目眩がして回って……』
『倒れたんだよ』
昭恵が顔を出して、
めぐるの目を覗きこむ。
『私…
倒れちゃいました??』
『うん。あのね、めぐるちゃん。
アンタ妊娠してるよ』
『にっ??』
めぐるは変な声が出た。
『え、うそ?うそっ……』
美園さんは朗らかに笑いながら『自覚症状なかったのね?
4週目だそうよ』と言う。
『えええ〜〜〜〜〜??
ちょっと待って……
妊娠って………』
―――うそ。
ポカンとしていると、
白衣を着た医者が部屋に入ってきた。
『美藤めぐるさん、ですね?おめでとうございます。4週目ですよ』
めぐるは未だポカンとしたままだ。
昭恵が吹き出した。
めぐるの肩をバシバシ叩く。
『めぐるちゃん、ありがとう!やった!』
と笑っている。
白いシーツが掛けてあるパイプベッド。
病院のようだ。
『あ、そうだ私……
目眩がして回って……』
『倒れたんだよ』
昭恵が顔を出して、
めぐるの目を覗きこむ。
『私…
倒れちゃいました??』
『うん。あのね、めぐるちゃん。
アンタ妊娠してるよ』
『にっ??』
めぐるは変な声が出た。
『え、うそ?うそっ……』
美園さんは朗らかに笑いながら『自覚症状なかったのね?
4週目だそうよ』と言う。
『えええ〜〜〜〜〜??
ちょっと待って……
妊娠って………』
―――うそ。
ポカンとしていると、
白衣を着た医者が部屋に入ってきた。
『美藤めぐるさん、ですね?おめでとうございます。4週目ですよ』
めぐるは未だポカンとしたままだ。
昭恵が吹き出した。
めぐるの肩をバシバシ叩く。
『めぐるちゃん、ありがとう!やった!』
と笑っている。