この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
花咲く夜に
第4章 衝撃
『……じゃあちょっと走るか………』
拓海は言い出しっぺのため、
貴斗が隣に乗ったにも関わらず走り出す。
『……姉弟仲良いよね』
貴斗がポソリと溢した。
『あ?
当たり前だろー。何せ毎日一緒に風呂に入ってたんだし』
『ちょっ、ちょっとそれは小学生まででしょ!
昔じゃん!』
めぐるは慌ててて反論した。
『めぐるはなー、
小学生の頃からカワイイって評判でさー。
隣のクラスの悪ガキがめぐるに嫌がらせしてて俺が代わりに殴り返してたよな』
『ちょっと止めてよー…』
『料理も手伝ってさ、
家事は母さんの代わりにほとんどやって。
高校の時も「卒業したら就職するから」とか言い出して。
気ぃ遣いなんだよな』
『ああ、
それは凄くあるね。遠慮するしな』
と貴斗が頷く。
『だろ?
気にして遠慮し過ぎなんだよなー。
……ってかお前が何で知ったように言うんだよ』
拓海は二重の目に睨みを利かせた。
貴斗は窓の外を見ながら、『ん?
だって一緒に住んでりゃ分かるよ。それに俺の部屋の片付けも知らない間にしてくれてるしね』
『………はっ?
何、
めぐるなんでそこまでやってんの?
本当か?』
交通量が全くない、
広い道を走りながら拓海はバックミラーからめぐるをも睨んだ。
『………だって……』
めぐるは後部座席で小さくなっている。
『付き合ってるからね』
さらりと貴斗はぶっちゃけた。
キキ〜〜〜〜〜ッ。
『痛いっ…
ちょっと拓海、急ブレーキかけないでよっ』
拓海は言い出しっぺのため、
貴斗が隣に乗ったにも関わらず走り出す。
『……姉弟仲良いよね』
貴斗がポソリと溢した。
『あ?
当たり前だろー。何せ毎日一緒に風呂に入ってたんだし』
『ちょっ、ちょっとそれは小学生まででしょ!
昔じゃん!』
めぐるは慌ててて反論した。
『めぐるはなー、
小学生の頃からカワイイって評判でさー。
隣のクラスの悪ガキがめぐるに嫌がらせしてて俺が代わりに殴り返してたよな』
『ちょっと止めてよー…』
『料理も手伝ってさ、
家事は母さんの代わりにほとんどやって。
高校の時も「卒業したら就職するから」とか言い出して。
気ぃ遣いなんだよな』
『ああ、
それは凄くあるね。遠慮するしな』
と貴斗が頷く。
『だろ?
気にして遠慮し過ぎなんだよなー。
……ってかお前が何で知ったように言うんだよ』
拓海は二重の目に睨みを利かせた。
貴斗は窓の外を見ながら、『ん?
だって一緒に住んでりゃ分かるよ。それに俺の部屋の片付けも知らない間にしてくれてるしね』
『………はっ?
何、
めぐるなんでそこまでやってんの?
本当か?』
交通量が全くない、
広い道を走りながら拓海はバックミラーからめぐるをも睨んだ。
『………だって……』
めぐるは後部座席で小さくなっている。
『付き合ってるからね』
さらりと貴斗はぶっちゃけた。
キキ〜〜〜〜〜ッ。
『痛いっ…
ちょっと拓海、急ブレーキかけないでよっ』