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花咲く夜に
第4章 衝撃
めぐるは鈍器で頭を殴られたようなショックを覚えた。
座っていたのだが……
耳に充てたスマホを落としそうになる。
両手で持ち直した。。
『………嘘よ。
だって………
毎日ちゃんと帰ってくるわよ』
かろうじて声を出した。
『……めぐる。
おかしいと思わないか?
25の男がだぞ、
祖母さんと2人っきりで農業だけしてるなんて……。いや、
そういう人も居るかもしれないけど。
そんなストイックなタイプじゃないだろ……あいつ』
『……あんたに何が分かるのよ………』
めぐるは混乱から、
つい責め口調になる。
『………めぐる!
落ち着けって。
俺はお前に泣いて欲しくないだけだ。
お前こそ、貴斗ってヤツの何を知ってるんだよ?』
めぐるの胸に、
ぐさりと矢が刺さった。
『………なっ………』
なによ、
と言いたいのに……
言葉が出て来ない。
『あの見た目でさ、
性格は良いのかもしれないけど!
絶対遊んでるってあいつは!』
めぐるは心をグサグサと抉られ、
スマホを切った。
茫然と座り込んだまま、
めぐるはしばらく動けなかった。
〔何を知ってるんだよ?〕拓海の言葉は、
めぐるを不安の渦に陥れた…………
座っていたのだが……
耳に充てたスマホを落としそうになる。
両手で持ち直した。。
『………嘘よ。
だって………
毎日ちゃんと帰ってくるわよ』
かろうじて声を出した。
『……めぐる。
おかしいと思わないか?
25の男がだぞ、
祖母さんと2人っきりで農業だけしてるなんて……。いや、
そういう人も居るかもしれないけど。
そんなストイックなタイプじゃないだろ……あいつ』
『……あんたに何が分かるのよ………』
めぐるは混乱から、
つい責め口調になる。
『………めぐる!
落ち着けって。
俺はお前に泣いて欲しくないだけだ。
お前こそ、貴斗ってヤツの何を知ってるんだよ?』
めぐるの胸に、
ぐさりと矢が刺さった。
『………なっ………』
なによ、
と言いたいのに……
言葉が出て来ない。
『あの見た目でさ、
性格は良いのかもしれないけど!
絶対遊んでるってあいつは!』
めぐるは心をグサグサと抉られ、
スマホを切った。
茫然と座り込んだまま、
めぐるはしばらく動けなかった。
〔何を知ってるんだよ?〕拓海の言葉は、
めぐるを不安の渦に陥れた…………