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花咲く夜に
第4章 衝撃
めぐるは布団に潜り込んだ。
(………拓海、
「昭恵さんからも聞いた」って言ってた………
あの昭恵さんが嘘を付く訳がない。
どうしよう)
ショックと混乱から、
モヤモヤする。
(そうね………
私は、貴斗さんのことは何も知らないわね………)
知り合ってから、
2ヶ月弱しか経てないのだ。。
(……あっ。
そうだ。
前に昭恵さんが言ってた………
〔タカも何かあるから〕って………
異性絡みで。
私、やっぱりバカなんだわ…………)
そう断言されていたのに。……すっかり、好きになっちゃって忘れてた。
めぐるは悲しくなってきた。。
ポロッと涙が落ちる。
そしてそのまま、
眠りに堕ちた………
『めぐる?
めぐる……』
反応が無い。
貴斗はノックしても返事もないので心配になり、
部屋を開けた。
めぐるは朝いっしょに食事をしてから何も食べていないのだ。
夕方6時。
夕飯には少し早いが……
素うどんを持ってきた。
プラス擦りリンゴ。
めぐるは布団で、
スースーと寝息を立てている。
貴斗はテーブルに素うどんを置いてから、めぐるの横に座り込んだ。
『………めぐる』
右手が、めぐるの白い頬を擦る。
(キレーな顔して寝てんな……)
胡座をかいた格好で、
ジーッとめぐるの寝顔を眺めた。
(……寝てるとますますガキみてぇ)
(Hの時とは大違いだ)
大胆に身を捩らせたり、
脚を開いたり………
甘い、快感から漏れる声も。
まだそんなに時間は経過していないのに。
一つ屋根の下に居るからだろうか?
いっしょに仕事をしているからか?
貴斗は、
こんな風に女性を愛しく思う自分に心底驚いている。
『………かないで……』
めぐるの口が動いた。
(起こしたかな)
パッと手を離す。
『いかないで…………』
寝言――……。
にしては、切実な響き。
(前の男かな……)
貴斗は正直自信がなかった。
結婚は自分は考えたこともないけれど、
相手と添い遂げたいからするものなのだろう。
その相手に裏切られて、
首を括ろうとまでしためぐる……
(………拓海、
「昭恵さんからも聞いた」って言ってた………
あの昭恵さんが嘘を付く訳がない。
どうしよう)
ショックと混乱から、
モヤモヤする。
(そうね………
私は、貴斗さんのことは何も知らないわね………)
知り合ってから、
2ヶ月弱しか経てないのだ。。
(……あっ。
そうだ。
前に昭恵さんが言ってた………
〔タカも何かあるから〕って………
異性絡みで。
私、やっぱりバカなんだわ…………)
そう断言されていたのに。……すっかり、好きになっちゃって忘れてた。
めぐるは悲しくなってきた。。
ポロッと涙が落ちる。
そしてそのまま、
眠りに堕ちた………
『めぐる?
めぐる……』
反応が無い。
貴斗はノックしても返事もないので心配になり、
部屋を開けた。
めぐるは朝いっしょに食事をしてから何も食べていないのだ。
夕方6時。
夕飯には少し早いが……
素うどんを持ってきた。
プラス擦りリンゴ。
めぐるは布団で、
スースーと寝息を立てている。
貴斗はテーブルに素うどんを置いてから、めぐるの横に座り込んだ。
『………めぐる』
右手が、めぐるの白い頬を擦る。
(キレーな顔して寝てんな……)
胡座をかいた格好で、
ジーッとめぐるの寝顔を眺めた。
(……寝てるとますますガキみてぇ)
(Hの時とは大違いだ)
大胆に身を捩らせたり、
脚を開いたり………
甘い、快感から漏れる声も。
まだそんなに時間は経過していないのに。
一つ屋根の下に居るからだろうか?
いっしょに仕事をしているからか?
貴斗は、
こんな風に女性を愛しく思う自分に心底驚いている。
『………かないで……』
めぐるの口が動いた。
(起こしたかな)
パッと手を離す。
『いかないで…………』
寝言――……。
にしては、切実な響き。
(前の男かな……)
貴斗は正直自信がなかった。
結婚は自分は考えたこともないけれど、
相手と添い遂げたいからするものなのだろう。
その相手に裏切られて、
首を括ろうとまでしためぐる……