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花咲く夜に
第5章 交錯
(…………でも、
ということは昭恵さんと貴斗は血は繋がってないのよね)
めぐるは、
2人はよく似ていると感じていた。
顔や体型ではなく、
性格や少し他人を寄せ付けない雰囲気などが………
(2人きりで暮らしてるからかな。
そこに、
私が闖入したってことかぁ…………)
『ねぇ、
やっぱりおかしくないか?』
貴斗はワゴンRを路肩に止めた。
『え』
『めぐる今日(いつもよりも輪をかけて)変だぞ?』
『そんなこと無いよ』
『いーや、
おかしい。
何か変』
じろじろと舐め回すようにめぐるを見る。。
『変じゃないってば』
『いや、変だ』
『気のせいだよ』
『ほら、やっぱり変だよ』押し問答が続く。
『もーっ、
変じゃないってば!』
混乱と詰問されたことから、
めぐるは声を荒げた。
シーンと車内が静まりかえった。
――――気まずい沈黙――――……
『………あっそ。
分かったよ』
貴斗は無表情になり、
車を再び走らせた。
家に着くまで2時間弱……
2人は無言だった。
ということは昭恵さんと貴斗は血は繋がってないのよね)
めぐるは、
2人はよく似ていると感じていた。
顔や体型ではなく、
性格や少し他人を寄せ付けない雰囲気などが………
(2人きりで暮らしてるからかな。
そこに、
私が闖入したってことかぁ…………)
『ねぇ、
やっぱりおかしくないか?』
貴斗はワゴンRを路肩に止めた。
『え』
『めぐる今日(いつもよりも輪をかけて)変だぞ?』
『そんなこと無いよ』
『いーや、
おかしい。
何か変』
じろじろと舐め回すようにめぐるを見る。。
『変じゃないってば』
『いや、変だ』
『気のせいだよ』
『ほら、やっぱり変だよ』押し問答が続く。
『もーっ、
変じゃないってば!』
混乱と詰問されたことから、
めぐるは声を荒げた。
シーンと車内が静まりかえった。
――――気まずい沈黙――――……
『………あっそ。
分かったよ』
貴斗は無表情になり、
車を再び走らせた。
家に着くまで2時間弱……
2人は無言だった。