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魂喰い姫〜コンクイヒメ〜
第1章 魂を喰らう
娘はほくそ笑むような口元だけを浮かばせ、
嘉風に近寄った。
(音が、なんもせん………!)
やはり物の怪か。
娘の手が動いた。
身構えた瞬間、
ザシュッと音が響いた。
ぬるい風が吹き、
草木はざわざわと蠢く。
―――嘉風の首がころころと転がる。
そして娘は嘉風を仰向けにし、
跪き竿を勃たせた。
朱の色の口で咥え、精を吸う。
着物から脚を出し嘉風の竿に腰を埋める。
ゆらゆらゆらゆら上下に揺れる……
「嗚呼、あああ……嗚呼あああ………」
唄うように、泣くように。
嘉風に近寄った。
(音が、なんもせん………!)
やはり物の怪か。
娘の手が動いた。
身構えた瞬間、
ザシュッと音が響いた。
ぬるい風が吹き、
草木はざわざわと蠢く。
―――嘉風の首がころころと転がる。
そして娘は嘉風を仰向けにし、
跪き竿を勃たせた。
朱の色の口で咥え、精を吸う。
着物から脚を出し嘉風の竿に腰を埋める。
ゆらゆらゆらゆら上下に揺れる……
「嗚呼、あああ……嗚呼あああ………」
唄うように、泣くように。