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魂喰い姫〜コンクイヒメ〜
第3章 取り戻し姫
石段を重ねて造られた城の頂。
姫の部屋はそこにある。
王様・王妃の宅は別棟だ。
姫が3つの時に1000人の奴隷を集め造らせたのが頂にある部屋。
ばあやは編み物をしながら考えあぐねる。
(いったい、どうすれば積極的に社交しようとなさるのか………………
そうだ!姫も14。
同じ年頃の王子でもあてがえば良いのではないか)
未だ14といっても既に美しい女である。
体の線は細く柔らかく、
胸はふくらみ丸みを帯びた尻は若い王子なら食指が動かぬはずがない。
(たしか……………、
隣国のまた隣国に王子がいた)
ばあやは編み物の手をとめ、
立ち上がり王様の部屋に向かった。
『_____まぁ、良い案ではあるね』
でっぷりと貫禄がある王は、
口髭を指で撫でながら頷く。
『隣国の隣国…………41番国ですわね』
王妃も意見する。
ここは39番国。
この世には1179個の国がある。
国取りの時代は去り、
【皆友好し共存しようではないか】という時代。
それゆえ長閑(のどか)である。
争いも足の引っ張り合いも少ない。
姫の部屋はそこにある。
王様・王妃の宅は別棟だ。
姫が3つの時に1000人の奴隷を集め造らせたのが頂にある部屋。
ばあやは編み物をしながら考えあぐねる。
(いったい、どうすれば積極的に社交しようとなさるのか………………
そうだ!姫も14。
同じ年頃の王子でもあてがえば良いのではないか)
未だ14といっても既に美しい女である。
体の線は細く柔らかく、
胸はふくらみ丸みを帯びた尻は若い王子なら食指が動かぬはずがない。
(たしか……………、
隣国のまた隣国に王子がいた)
ばあやは編み物の手をとめ、
立ち上がり王様の部屋に向かった。
『_____まぁ、良い案ではあるね』
でっぷりと貫禄がある王は、
口髭を指で撫でながら頷く。
『隣国の隣国…………41番国ですわね』
王妃も意見する。
ここは39番国。
この世には1179個の国がある。
国取りの時代は去り、
【皆友好し共存しようではないか】という時代。
それゆえ長閑(のどか)である。
争いも足の引っ張り合いも少ない。