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魂喰い姫〜コンクイヒメ〜
第1章 魂を喰らう
早朝村を出た。けものみちを越え、
敵から不意をつかれぬ様に槍を上空に持ち上げながら進む。


山を越えて谷を下り、
平地に着いたその瞬間、
前方から無数の槍と石が飛んできた。


隣の国・菊の村の男衆だ。
狼煙をあげた連中である。
結は血気盛んに前進しようとするが、
頭に止められた。
『結、お前は後方にて眼を凝らし敵の馬の脚をみるのだ。
そして馬に弓で矢を放て』
戦力外かと思われた結だったが、
頭は結を認めていた。

結は頷き、
馬を他の男に任せて後方に退く。


上空から弓矢が降る。
数人やられた。
が、敵の弓矢にも数限りがあるのだ。

ふたてに別れ、
ひと軍は手前から、もうひと軍は奥から敵を挟み討ちにする。


結は叢に潜み馬の脚に弓を射つ。
三頭潰れた。
(やった!)敵の弓矢の数も尽き、手応えはあり。勝ち戦となる。

結のもう一つの目的―………
負けた菊の村の男の袋の行方。


蓮の村の男衆は引き上げていったが、
嘉風【ヨシカゼ】という名の男が結の側に残った。




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