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魂喰い姫〜コンクイヒメ〜
第1章 魂を喰らう
結は(あれは、おっ父が小便をする時に出す竿じゃ)と気付く。
しかし、
屍からそんなものが勃ち上がるのだろうか……?
(嘉風。あれは、竿じゃな?)
(……ああ。そうじゃ、いかにも)
(屍からも出るものか?)(………屍からなぞ出るわけはない………)
では、あれはどうやって勃ち上がったのだろう…?
辺りに靄(もや)がかかる。
しかし結には娘の動きが見てとれた。
娘はその物体に跨がる。
そして襦袢を手で持ち上げると、腰を落とした。
ゆるりと上下に動いていた。
娘の声だろうか……
「嗚呼、ああ………」とすすり泣くような声がする。
嘉風は、
(あれは……おっ父とおっ母が夜毎しているものだ)と気付いた。
そして、その半年後に妹や弟が産み落とされた。
しかし、
屍からそんなものが勃ち上がるのだろうか……?
(嘉風。あれは、竿じゃな?)
(……ああ。そうじゃ、いかにも)
(屍からも出るものか?)(………屍からなぞ出るわけはない………)
では、あれはどうやって勃ち上がったのだろう…?
辺りに靄(もや)がかかる。
しかし結には娘の動きが見てとれた。
娘はその物体に跨がる。
そして襦袢を手で持ち上げると、腰を落とした。
ゆるりと上下に動いていた。
娘の声だろうか……
「嗚呼、ああ………」とすすり泣くような声がする。
嘉風は、
(あれは……おっ父とおっ母が夜毎しているものだ)と気付いた。
そして、その半年後に妹や弟が産み落とされた。