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人妻温泉
第4章 その4
ふぅっ……と息をつく。
服を着直して、さてどうするかなと考えていると。
『社長、夕方からの〔商談〕に備えて…
ゆっくりとお茶でも楽しみませんか?』
『いいね、ティータイムは癒しの時間だ』
『たまには、お紅茶にされますか?香りが良く、
落ち着きますよ』
『ああ。頼むよ。』
鮎美はアールグレイティーを淹れて、
小さなチョコレートを戸棚から取り出した。
一粒口に入れる。
甘すぎないビターなチョコレートだった。
じんわりと舌や喉に染み入る。
『甘いものも、身体を癒してくれるね』
『そうですわ。
社長はお疲れなのだし…
チョコレートは適量ですと脳の活性化にも役立つと聞きましたから』
『気遣いをありがとう』
立川鮎美は27歳よりも若いのかもしれない。
黒皮ソファーの隣に座りチラリと顔を覗くと、
メガネの下はまだあどけなさが残っている。
(この子も、
事情が多々あってここにいるのかな…)
俺は鮎美の私情を思い巡らせる。
指先も足先も身体もすべてがツルッと瑞々しく、
sexを一旦離れて改めて見ても『有能なOLさん』という雰囲気だ。
所作も丁寧で落ち着いており、
仕草は気品がある。
(どこか良家の出なのかな。俺の会社が入っている、真田学園の女性徒のように聡明さが溢れている)
――もっとも俺の見立てなど充てにならんのだけどな。
晴敏には女性は誰もが良く見えるのだ。
よく、飲みの席にてブスだのデブだのと悪し様に言う男はいるけれど…
それぞれに個性があり、
俺は顔がキレイじゃないからいけない・太っているからダメいう発想がない。
(モテない男の僻み的な発想かな)
鮎美はスラリとしている。が、
以前の3人プラス佐藤ゆりと比べると少し気高く近寄り難い気もした…
服を着直して、さてどうするかなと考えていると。
『社長、夕方からの〔商談〕に備えて…
ゆっくりとお茶でも楽しみませんか?』
『いいね、ティータイムは癒しの時間だ』
『たまには、お紅茶にされますか?香りが良く、
落ち着きますよ』
『ああ。頼むよ。』
鮎美はアールグレイティーを淹れて、
小さなチョコレートを戸棚から取り出した。
一粒口に入れる。
甘すぎないビターなチョコレートだった。
じんわりと舌や喉に染み入る。
『甘いものも、身体を癒してくれるね』
『そうですわ。
社長はお疲れなのだし…
チョコレートは適量ですと脳の活性化にも役立つと聞きましたから』
『気遣いをありがとう』
立川鮎美は27歳よりも若いのかもしれない。
黒皮ソファーの隣に座りチラリと顔を覗くと、
メガネの下はまだあどけなさが残っている。
(この子も、
事情が多々あってここにいるのかな…)
俺は鮎美の私情を思い巡らせる。
指先も足先も身体もすべてがツルッと瑞々しく、
sexを一旦離れて改めて見ても『有能なOLさん』という雰囲気だ。
所作も丁寧で落ち着いており、
仕草は気品がある。
(どこか良家の出なのかな。俺の会社が入っている、真田学園の女性徒のように聡明さが溢れている)
――もっとも俺の見立てなど充てにならんのだけどな。
晴敏には女性は誰もが良く見えるのだ。
よく、飲みの席にてブスだのデブだのと悪し様に言う男はいるけれど…
それぞれに個性があり、
俺は顔がキレイじゃないからいけない・太っているからダメいう発想がない。
(モテない男の僻み的な発想かな)
鮎美はスラリとしている。が、
以前の3人プラス佐藤ゆりと比べると少し気高く近寄り難い気もした…