この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
人妻温泉
第4章 その4
『……あなたが、
作ったのですか……』
驚いた。


『……――はい。
私と、スタッフ数名で。
調理スタッフも客室清掃スタッフも全て女性ですの。
……私は、男性が暴力で女性を支配することが許せなくて。肉体の力では、圧倒的に女性が不利なのです。
私は性差というのは、分け合うことでお互いを認めて尊重できると考えております。sexにも1人ずつ個性や特性がある。それが、上手く反応すれば……
上下ではなく、対(つい)にできるのでは……と。
ここに居るスタッフは、皆その同志ですのよ(苦笑)―――傷が癒されたら、帰っていく者もおりますよ』

―――では、あなたも……傷を負っているのですか?


そう口にしようとしたが、ゆりの毅然とした熱い瞳を見て、
止めておいた。
この女性には強い光がある。
信念という、揺るぎない光が。

そう感じた。


『………でも。
田川さまには、当旅館のサービススタッフも傷をさらけ出せるようですわね。
小早川も、園も神崎も立川も…。
立川など、〔記憶の塗り替え〕を口に出すなどあり得ないくらい心が鉄壁でしたのに……
田川さまには不思議な優しさがあるのを、皆敏感に感じ取ってるんですわ』
/119ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ