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人妻温泉
第4章 その4
立川鮎美の〔錯乱再発〕や、
佐藤ゆりの〔告白〕、湯野比菜子へのチェンジなど様々なハプニングがあった。

が、
晴敏は(本当に、
人間いろいろな苦難困難があるのだな。
それでも生きようとして〔人妻温泉〕に身を寄せた女性たち………

だから、
sexが介在するにも関わらず男女の壁を感じない空間が作れたのか。
同志のような、友人のような。
癒されたなぁ)と穏やかに思っていた。


チェックアウトまでゆっくり過ごし、
時間になると湯野比菜子は『ありがとうございました。お世話になって…。
優しい時間を下さり、
田川さまには感謝いたします。』
と正座して手を着き深々と頭を下げて退室した……………


晴敏は佐藤ゆりに『いやぁ、
この温泉のおもてなしの秘密が分かったなぁ』と言う。
ゆりは『何でございましょう?』
と白く細い首を傾げる。

『最初は、
驚いたけれどね。
女性がしっかりと性を堪能して、最大限に各自の魅力をみずから表現してる。
女性自身が本当に楽しんでるんだね。
だからこちらも楽しめる』

ゆりはニヤ〜リと笑い、
『分かっちゃいました?(笑)
それが当旅館の〔名物おもてなし〕の根源ですのよ。サービススタッフが心から楽しまないと、
お客様を楽しませることはできませんから』


『―――素敵な旅館ですね。
〔をんなの里〕は…』


では、また、と挨拶して見送りを受けバスに乗り込む。

俺には、
遠ざかる〔人妻温泉・をんなの里〕が微笑んでこちらを見守っているようにすら感じた………

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