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人妻温泉
第1章 その1
そして、
昼食は和膳を単品でオカズだけ注文した。
お握りをルミに握って貰うことに。
ルミは『三角に上手く握れないの(苦笑)』
と俵型に握って海苔を巻いた。
『……美味い!』
『ホント?』
『うん、塩加減がちょうどいい。美味いよ』
『良かったぁ〜〜〜』
ホッとして笑うルミ。
夕方4時に時間が近づく。
少し、
離れ難くなり哀しさが過る。
が、ここは人妻温泉というホテルであり自分は客なのだ……
そう言い聞かせて小早川瑠美に礼を述べた。
瑠美は『こちらこそ、
マッサージまでして頂いて。本当にお世話になりました』
身支度を整えて旅行カバンを持ち、
和室を後にした。人妻―――小早川瑠美は先に部屋を出た。
和室を出ると直ぐに佐藤ゆりが居た。
エレベーターへと向かい、フロントのある1階へ下降する。
『ありがとう。癒されたよ』俺は率直な礼を述べた。
佐藤ゆりは『そう感じていただけたなら、嬉しい限りです。』と朗らかに微笑み頭を下げた。
チェックアウトして、
外にて待つバスへ向かう。佐藤ゆりが見送りに来て、『ありがとうございました。また、遊びに来ていただけたら大変嬉しく思います。お身体を大切になさって下さい』
ともう一度頭を下げた。
――――『またのお越しをお待ちしております』という旅館にありがちな言葉はない。
小早川瑠美にしても、『お世話になりました』とまるで自分が客のようだ。
本当に人妻かどうかなんてどうでもいいな。
また来たいな……
何気ない空間と女性に癒されて俺はバスに乗り込んだ。
昼食は和膳を単品でオカズだけ注文した。
お握りをルミに握って貰うことに。
ルミは『三角に上手く握れないの(苦笑)』
と俵型に握って海苔を巻いた。
『……美味い!』
『ホント?』
『うん、塩加減がちょうどいい。美味いよ』
『良かったぁ〜〜〜』
ホッとして笑うルミ。
夕方4時に時間が近づく。
少し、
離れ難くなり哀しさが過る。
が、ここは人妻温泉というホテルであり自分は客なのだ……
そう言い聞かせて小早川瑠美に礼を述べた。
瑠美は『こちらこそ、
マッサージまでして頂いて。本当にお世話になりました』
身支度を整えて旅行カバンを持ち、
和室を後にした。人妻―――小早川瑠美は先に部屋を出た。
和室を出ると直ぐに佐藤ゆりが居た。
エレベーターへと向かい、フロントのある1階へ下降する。
『ありがとう。癒されたよ』俺は率直な礼を述べた。
佐藤ゆりは『そう感じていただけたなら、嬉しい限りです。』と朗らかに微笑み頭を下げた。
チェックアウトして、
外にて待つバスへ向かう。佐藤ゆりが見送りに来て、『ありがとうございました。また、遊びに来ていただけたら大変嬉しく思います。お身体を大切になさって下さい』
ともう一度頭を下げた。
――――『またのお越しをお待ちしております』という旅館にありがちな言葉はない。
小早川瑠美にしても、『お世話になりました』とまるで自分が客のようだ。
本当に人妻かどうかなんてどうでもいいな。
また来たいな……
何気ない空間と女性に癒されて俺はバスに乗り込んだ。