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人妻温泉
第2章 その2
風俗やデリヘルでは限界があり、
最後までは出来ない。

出来るのだが、
高額だし相手がプロだ。
男のプライドを傷つけないように上手く誘導しているのだ。

演技がほとんどなんだろうなと思っていた。
俺は〔をんなの里〕にて最初に小早川瑠美を抱いた時も、見よう見まね・エロ雑学を思い出しながらしただけだ。

が……
小早川瑠美も園るりかも、演技もあるのだろうけれど堪能しているのがよく分かる。


(まさか、潮を吹かせることができたなんて……)

俺は自信が付いた。


辺りは暮れて、
温泉から上がり部屋へ戻った。
るりかはガラス戸の音で目を覚まして『おそようっ』と笑った。



――――やはり、少し離れ難いチェックアウト。

夕食は軽めに朝食メニューを頼み、
るりかも同じメニューを食べた。
るりかとはダラダラとゆっくり出来たな。
テレビを点けるでもなく、喋っては寛いだ。


7時半には帰り支度をして、
るりかは『ありがとうっ。元気でね!騙されちゃダメだよっ』と律儀に再度注意して笑って手を振り部屋を出て行った。


どこかの部屋に待機でもしているのだろうが、
俺はそれ以上詮索するのを止めた。
ただ嬉しい気持ちだけを抱えて〔人妻温泉・をんなの里〕を後にした………
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