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人妻温泉
第3章 その3
ガタン、
と音がして仕切りが開いた。

『すみません……
業務中に、倒れるなんて』ゆりが顔を出した。


『起きて大丈夫なんですか?』
『田川さま、
運んで下さったんでしょうか…
すみません。だいぶ楽になりましたので、スタッフルームにて休憩をしながら業務を続けますわね』

一礼して、

部屋を出ていくゆり。


足取りはしっかりとしていて、
目もきちんと前を向いているけれど……


俺は思わずゆりの手を取り引き留める。

『さっきまで、熱があったのに無理しちゃダメですよ。
スタッフルームというのは、寝室は無いのでしょう?』

『え、ええ……ありませんわ』

『ならばここで休んで下さいよ。
俺はリビングルームで過ごしますから』

『でも、
奈津子さんが』

あ。奈津子をまた傷つけてしまったか……

しかし奈津子は『ゆりさん。
業務が激務過ぎます。
私は田川さまがOKであれば、
今の時間までということで構いません。
退室させて頂きますから………』
と気を遣う。

2人が俺を見る。

『ゆりさん、
奈津子さんもこう言ってくれてるし…
休んで行って下さいよ』

ゆりはそれでも悩んでいたが、
『……わかりました。
では、奈津子さんすみませんが……』

『了解です!……
田川さま、では失礼いたします。お世話になりました。
お話を聞いて下さり救われました……
では』と部屋を出て行った。


―――ゆりと2人きり。

『何か飲み物飲みますか?まだ熱は下がり切ってはないハズですよ。
さ、ゆっくり寝て下さい』

『すみません……
では、お言葉に甘えさせて頂きます。ポカリスエットが冷蔵庫にあるので、飲みます。
ああ、こんなことでは案内係失格ですね』とベッドに横たわる。

やはりしんどいようだ。


俺はポカリを取り、
ゆりの枕元へコップと一緒に持っていく。

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