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人妻温泉
第3章 その3
無言になるゆりを見て(やっぱりダメか)
と思ったとき、

『………承りました!
1時間だけ、私もゆっくりさせていただきます』
と満面の笑みでOKされた。

そして、
本当に2人で珈琲とお茶菓子を食べて……
テレビを観て過ごした。


昼前になり、
ゆりは業務に戻っていった。

部屋の入り口にて正座し、手をついて『本当に、ご迷惑をおかけしました。
大変感謝いたします、
ありがとうございます。』と……。


俺はチェックアウトをして、
〔人妻温泉・をんなの里〕を後にする。

バスに乗り込む。
昨日降っていた雨は上がっていて、
ホテルを見上げると白く包み込むように光っていた………
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