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人妻温泉
第4章 その4
今回は、
どうしようかな。
バスに揺られて高速道路を行く。
俺は車中で<どんな部屋にしようか>と悩む。
………そうだ。
初めて〔人妻旅館〕へ恐る恐るTELしたときに話した、
【着物を着てもらい脱がしたい】
と話して【お応えします】と返ってきた。要望に凝ってみようか。
俺はワクワクした。
今回、
土曜の昼過ぎから翌日夕方までの予約である。
時間はたっぷりある。
楽しもう………
『いらっしゃいまし、
田川さま!』
佐藤ゆりがニコニコと出迎えてくれた。
肩までの黒髪がさらさらと揺れて、
美しい……
『佐藤さん、あれから体調はどうでしたか』
『ありがとうございます……はい、疲れだったようで翌日にはピンピンしておりました。
本当にありがとうございました』
『それなら良かった。
疲れると熱は出るもんですよ。
体がSOS出してるんですよね』
話ながらチェックインする。
個室へ入り、
メニュー表を捲った。
『………佐藤さん。今回はシチュエーションにも凝りたい……
この、<社長室>というのをお願いします。
さらに、女性は………
この「立川鮎美」【タテカワアユミ】(27)さんがいいかな。秘書のように振る舞ってほしいのですが』
俺は思い切って〔要望〕を伝えた。
佐藤ゆりは、
『分かりました。
女性ですが…秘書風ということですのでスーツにメガネ着用など如何でしょうか』
『メガネか、良いな……
はい、それで頼みます』
『承りました』
佐藤ゆりは一礼して出ていく。
―――5分後。
『お待たせ致しました、社長』と立川鮎美が現れた。黒のスーツ。
膝上のスカートに、
グレーのストッキングと黒いパンプス。
そして、
大きな目に小さな口元。
細いフレームのメガネをかけている。メガネフレームには横から見ると花模様があしらってある。
(知的だが、可憐だ…………)
俺は堪らず感嘆の吐息をついた。
左手薬指には銀色の繊細なリングが光っている。
(なるほど、
人妻で秘書室に勤める設定か……)
どうしようかな。
バスに揺られて高速道路を行く。
俺は車中で<どんな部屋にしようか>と悩む。
………そうだ。
初めて〔人妻旅館〕へ恐る恐るTELしたときに話した、
【着物を着てもらい脱がしたい】
と話して【お応えします】と返ってきた。要望に凝ってみようか。
俺はワクワクした。
今回、
土曜の昼過ぎから翌日夕方までの予約である。
時間はたっぷりある。
楽しもう………
『いらっしゃいまし、
田川さま!』
佐藤ゆりがニコニコと出迎えてくれた。
肩までの黒髪がさらさらと揺れて、
美しい……
『佐藤さん、あれから体調はどうでしたか』
『ありがとうございます……はい、疲れだったようで翌日にはピンピンしておりました。
本当にありがとうございました』
『それなら良かった。
疲れると熱は出るもんですよ。
体がSOS出してるんですよね』
話ながらチェックインする。
個室へ入り、
メニュー表を捲った。
『………佐藤さん。今回はシチュエーションにも凝りたい……
この、<社長室>というのをお願いします。
さらに、女性は………
この「立川鮎美」【タテカワアユミ】(27)さんがいいかな。秘書のように振る舞ってほしいのですが』
俺は思い切って〔要望〕を伝えた。
佐藤ゆりは、
『分かりました。
女性ですが…秘書風ということですのでスーツにメガネ着用など如何でしょうか』
『メガネか、良いな……
はい、それで頼みます』
『承りました』
佐藤ゆりは一礼して出ていく。
―――5分後。
『お待たせ致しました、社長』と立川鮎美が現れた。黒のスーツ。
膝上のスカートに、
グレーのストッキングと黒いパンプス。
そして、
大きな目に小さな口元。
細いフレームのメガネをかけている。メガネフレームには横から見ると花模様があしらってある。
(知的だが、可憐だ…………)
俺は堪らず感嘆の吐息をついた。
左手薬指には銀色の繊細なリングが光っている。
(なるほど、
人妻で秘書室に勤める設定か……)