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人妻温泉
第4章 その4
珈琲は苦く、
とても美味しい。


俺はカップを置いた。
『立川くん、こちらへ来なさい』
『はい』鮎美が目の前に立つ。
『今度、試作品を発表会に出すのだが。君のフォルムを基準に、試してみたい。実際に女性に着用してもらえば一番わかるだろう。下着は。いいかね?』

俺は下着メーカーの社長になり切った。

鮎美は『わかりました。身を挺して社の製品を推進致します』
『さぁ、脱ぎなさい。』
『はいっ…………』
鮎美はジャケット・スカート・シャツ……とゆっくり焦らすように脱いでいく。

目を閉じたり、歯を食いしばったり恥ずかしそうだ。
『ん?どうした?――ご主人にはどう責められてるのかな?』

スリップとストッキングのみになる。
左手首に腕時計を着けたままなのがまたイヤらしい………

私は万年筆の羽根が着いてないものを手にして、
スリップの上からツンツンと鮎美の膨らみを突いた。
『……しゃ、社長……っ』はぁ、とメガネをかけたキレイな顔を赤らめた。
『コレも脱ぎなさい』

鮎美はスリップを脱ぎ捨てた。
黒いブラジャーにくい込むように大きな乳が納まっていた。
パンパンでキツそうだ……
『ストッキングはっ?』
厳しく詰め寄る。

『脱げ…ません、恥ずかしいですっ……』
『君の夫の前ならどうなのだ?脱いでいるんじゃないのかね』『―――……………』鮎美はコクリと頷いた。
『………ならばこうしないとな』
俺は思いっ切り、
グレーのストッキングを引っ張り破った。
『ああっ、ああ…』
鮎美は羞恥と屈辱から泣きそうである。手で口を抑えていた。

『これもこれも、脱がなければ試着できないぞっ』

俺は黒いブラジャーとショーツを荒々しく剥いだ。

震えながら、
胸と股間を隠す鮎美……

『どうした、それでも下着メーカーの社長秘書かっ?家庭では肢体を晒せて、仕事では晒せぬというのか。手を退けなさい。
直にサイズを点検する』

『……っ、はいっ』
鮎美は気をつけの姿勢を取った。
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