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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第5章 原点
……だって、だって、やっぱりどうしたって八反田さんの声。
夢の中でも聞けるか分からない貴重な喘ぎ声。
脳裏に焼き付けながら、私は彼とほぼ同時にイッた。
もうだめ……。
視線があるわけでもないのに、このままじゃ失神しちゃう。
シャワーを止め、のぼせた体を落ち着かせる為、倒れ込むように脱衣場へ飛び出した。
床に敷いておいたバスマットに身を預ける。
白い湯気が洗面台の鏡を曇らせていく。
冷えた空気が心地よい。
電話先の声は、しばらくはぁはぁと息を切らせていた。
いつの間にか、アダルトの音声も止んでいる。
「……んっ」
なんてふとした拍子、快楽の余韻に喉を鳴らす八反田さんの声。
それすら今、恋しい。
「……あの、気持ち良かったですか?」
恐る恐る、尋ねてみる。
「ああ……」
お陰でたくさん出たよ……。
とだけそっけない返事があった。
どれくらいの量が多いに相当するのだろう?
浅いエロ知識を絞って考えてみた。
えっちな動画では確認し難いからやっぱり納得の答えが得られない。
そして、ふと思う。
この人と直接会えればいいのに、なんて。
「あの……また電話してくれますか?」
そんな淡い想いが先行して、ついついおねだりしてしまった。
私、本当にへんたいだ。
「もちろん構わないよ。みゆりが嫌じゃないなら、ね……。今度はビデオ通話しようか……」
会える訳ではないけれど、まさかの良いお返事を貰えた。
これで八反田さん本人だって分かったらどうしよう。
……でもまさかね。
そんなことあるはずがない。
あの絵に描いたように真面目な人が、こんな火遊びなんてするはずないのだから。
「はい。わたしもすごく、きもちよかったです……」
でも八反田さんなんかじゃないって分かっていても、あんなに気持ちよくなってしまうのはなんでなんだろう。
私が、すけべなだけなのかしら。
「そう、それは良かった。あまり、エロイセリフ言ってあげられなくてごめんね」
夢の中でも聞けるか分からない貴重な喘ぎ声。
脳裏に焼き付けながら、私は彼とほぼ同時にイッた。
もうだめ……。
視線があるわけでもないのに、このままじゃ失神しちゃう。
シャワーを止め、のぼせた体を落ち着かせる為、倒れ込むように脱衣場へ飛び出した。
床に敷いておいたバスマットに身を預ける。
白い湯気が洗面台の鏡を曇らせていく。
冷えた空気が心地よい。
電話先の声は、しばらくはぁはぁと息を切らせていた。
いつの間にか、アダルトの音声も止んでいる。
「……んっ」
なんてふとした拍子、快楽の余韻に喉を鳴らす八反田さんの声。
それすら今、恋しい。
「……あの、気持ち良かったですか?」
恐る恐る、尋ねてみる。
「ああ……」
お陰でたくさん出たよ……。
とだけそっけない返事があった。
どれくらいの量が多いに相当するのだろう?
浅いエロ知識を絞って考えてみた。
えっちな動画では確認し難いからやっぱり納得の答えが得られない。
そして、ふと思う。
この人と直接会えればいいのに、なんて。
「あの……また電話してくれますか?」
そんな淡い想いが先行して、ついついおねだりしてしまった。
私、本当にへんたいだ。
「もちろん構わないよ。みゆりが嫌じゃないなら、ね……。今度はビデオ通話しようか……」
会える訳ではないけれど、まさかの良いお返事を貰えた。
これで八反田さん本人だって分かったらどうしよう。
……でもまさかね。
そんなことあるはずがない。
あの絵に描いたように真面目な人が、こんな火遊びなんてするはずないのだから。
「はい。わたしもすごく、きもちよかったです……」
でも八反田さんなんかじゃないって分かっていても、あんなに気持ちよくなってしまうのはなんでなんだろう。
私が、すけべなだけなのかしら。
「そう、それは良かった。あまり、エロイセリフ言ってあげられなくてごめんね」