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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第6章 禁断の恋
そういう八反田さんの仕事ぶりに、事務所は今後も彼の意見を尊重していくつもりのようだ。
まずその証が私達dolceの店長としての役割――というのは八反田さんが勝手に望んだものらしく、本当はもっと発言権のある偉い立場に立たせたいみたいなのだけれど……。
八反田さんはなんで店長なんてポジションを選んだのだろう。
あえて現場に残る謙虚な姿勢が、八反田さんの性格を如実にあらわしているような気もする。
そんな八反田さんを私は尊敬しているし、会社からの信頼は真面目だからこその成果で、それを当然だとも思う。
努力していたら私もいつか報われると自然と信じられるようになる。
八反田さんを見詰めているだけで、そんな気力が湧いてくるのだ。

「ワラワラの方々はああ言ってくれたけれどな、流川……お前は何度言ってもその性格が直らんな!何故なんだ!」

「へぇん!言われてそう簡単に人格が変わるなら、こんなに苦労はしないッスよ!八反田ぱいせ~ん!」

「ぱいせんと呼ぶな!ぱいせんと!」

それからやっぱりこの2人は仲が良いと思う。
私ももう少し気さくに八反田さんとお話が出来たらいいのに。
昨日あんな風に……家を飛び出して行った八反田さんは私とほとんど目を合わせてくれない。
挨拶や仕事の為の必要最低限のキャッチボールはしてくれるけれど、それ以外はちっとも近付こうともしてくれないのだ。
昨日dolceに来なかったのはなんでか、なんてよもや聞けるような距離感じゃない。
それどころか……。

「八反田てんちょー!私達のデビュー曲発売が決まったって本当ですか!?」

「私のパートとかあります?」

「可愛い曲がいいなぁ!」

私の撮影が終わるのを見計らって、大前さん達3人組がそれぞれ八反田さんに取り憑いた。
dolceのトップを争う彼女達に腕を組まれたり、手を繋がれたり、仕舞にはほとんど抱き付かれているような状況から目が離せなくなる。
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