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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第6章 禁断の恋
「それぞれマネージャーから報告があるはずだから、それまで待ちなさい」
全然そんなことはないんだろうけど、されるがままの八反田さんを見ていると、いつもの無表情がだんだんデレデレしてるように見えてくるから更に苛立ちが募る。
だって両腕と胸元におっぱい押し付けられてる……。
「え~!それまで待てなぁ~い!」
「我慢できないよねぇ~?」
「早く教え下さいよぉ~!てんちょー!」
彼女達も八反田さんに対してってよりは業界に対する意識が高いだけなのも分かってる。
何をしてものし上がりたい願望が強いんだって。
でも八反田さんに限ってそんな女の子達、好ましく思うはずは……。
「いや、そんな風におねだりされましてもね……」
「えーいいじゃないですかぁ!ちょっとだけ!ね?」
「いや、そういう訳にはいかないので……」
お も う は ず は …… 。
3方向を塞がれ、たじろいでいる八反田さんを見て、どうして私の時みたいにハッキリ断らないのだろうと悔しさが湧き上がってくる。
「もしかして八反田さん、あの3人の性欲処理用M男ペットなんじゃ!?みゆりは大胆な発想といつものエロ妄想で思った!」
「もう!るかちゃん!私のモノローグとらないで-!」
「でも、だいたい似たようなこと考えてたでしょ?分かるんだから」
るかちゃんに先読みされて、私は恥ずかしさで顔を染めた。
「は、八反田さんが実はSじゃなくてMだったらどうしようってのは一瞬思ったよ!」
「ほら、似たようなものだ。案外若い女に痴女られるの好きなのよ。じゃなきゃ、あんな風にだらしない顔にならないわよ」
「や、やっぱりるかちゃんも思う!?八反田さん、いつもよりデレデレしてるよね!?」
るかちゃんとこそこそ話をしている為か、八反田さんが私達のピンクな視線に気付いて頭を抱えた。
「……まったくおまえ達いい加減にしろ」