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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第6章 禁断の恋
今日は生放送じゃないけれど、八反田さんが持つdolce専用のハンドカメラはばっちり彼女のステージを撮っていた。
ビンゴで当選した人が、大前さんと写真を取れたりサインを貰える。
ファンにとってはたまらないイベントだと思う。
大前さんは特に事務所期待のアイドルだし、そういった成長前のアイドルを応援するコアなファンからの支持が凄く大きいから、大前さんは、いつか本当に羽ばたいていく日が来ると思う。
私はそれを悔しくも当然のことと考えているけれど、どうやら私の隣のるかちゃんは違うみたい。

「いつか絶対弱味を握ってやる!」

冗談めかしていったるかちゃんの瞳は、憧れと、そして多分、嫉妬で妖しく輝いていたんだ。













それからは、毎日毎日、そんなお仕事の繰り返し。
勿論、学校にも通って。
夜はたまに……三日に一度くらいの頻度であの人から連絡があった。
そう、八反田さんだ。
もちろん、ニセモノのね。
私は勝手に彼に名前をつけて、そう呼んでいる。
ちなみにdolceは彼氏作るの禁止。
でも恋するのはいいんだって。
女の子が輝いて見えるからなんだって、八反田さんが説明会の時、言っていた。
だから、私のこの片想いは許されているけれど、本当は誰も認めてはくれないの。
だってdolceにいる限り、そして八反田さんに奥さんがいる限り、報われたりしないんだから。
だから私の凝り固まったこの想いを溶かすために、いっぱいいっぱいおなにーしたくなる。
やらしい妄想と一緒におま○こを掻き混ぜたくなる。
この人がくれる、暖かい言葉と、激しい口調で、気持ちを落ちつかせないと全然前向きになんてなれないから。

「そう……じゃあ今日も頑張って覚えたんだね」

「うん!良く出る大前さん達3人のレシピはね、もう完璧なんだよ」
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