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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第6章 禁断の恋
「嫌じゃないです……全然気持ち悪くなんてないです……だから、もっと……して欲しいです」

いくら想像したって、八反田さんは妻子持ち。
子供の私なんかの傍にいるのは、ただの気まぐれで、仕事の延長に過ぎないのかもしれない。
きっとドキドキもしないんだ。
これは単にからかってるだけなんだ。
期待しちゃだめ。
分かってる。
なのに、なのに。
やっぱり、指、気持ちぃ……!
もう、だめ……!
私の中の恋心とエロスが暴走してしまうよ!!

「八反田さんと、もっとエッチなこと……したい……」

「へぇ、最近の子供はネットのせいでマセてるからな……こういうのでキャーキャーしたいのか?押し倒されれば満足か?妻子持ちの事務所の上司に、やらしいことされて、嬉しいもんなのか?SNSのネタにでもするつもりか?それとも単に枕営業か?こういうの、こんなルックスの俺でも時たまあるんだよ。怖いところだよな、芸能界って。本当にお前、家に居たくなかっただけなのか?」

所詮お前もクソガキに過ぎないんだろって、悲しい言葉を省いたような言い方な気がした。
10年以上も芸能事務所で働いている八反田さんは、きっとたくさん女の子達の裏の顔を知ってる。
私ですら散々見てきたんだから……。
でもね、八反田さん。
私は、その辺の可愛いものや流行りやイケメンやお金が大好きなだけの女の子達とは、残念ながら違うよ。
私は昔から、変わり者だもん。
犬や猫より蛇やトカゲが好きだったり、水族館ではカクレクマノミよりウツボやサメをジッと見つめてる女の子だった。
それ以上に私、きっとアイドルなんかには向かないの。
だって小さい頃からエッチなこと、だぁい好きだもん 。
おなにぃ、大好き。
ただの変態な女の子なんだよ、八反田さん。
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