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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第2章 原因は黒いパーカーでした

マネージャーに家まで送ってもらってから、私はすぐに私服に着替えて近所のクリーニングショップに足を運んだ。
八反田さんに借りたTシャツとパーカーを綺麗にしてお返しする必要があったから。
濡れたスカートはついでみたいなものだけれど。
「そちらはどうしますか?」
「あ……これは……」
八反田さんに借りた黒いパーカー。
確かに水を吸い込んだTシャツの上から羽織ったりはしたけれど、汚れてはいない。
ないけれど常識的には一緒にクリーニングしちゃうものだと思う。
だけれども……。
「あの、お客様?」
「あ、ごめんなさい!大丈夫です!その2つだけで!お願いします!」
お店を出たとき、赤くなった頬を手で冷やすように覆った。
今、私なんてこと考えたの⁉︎
洗っちゃうなんて、そんなのもったい無い……。
だって八反田さんの匂いがするのに‼︎
「なんてウワァァ!もう私のばかばか!」
振り切るように家路を全力疾走するも、ちゃっかり私の腕には黒いパーカーが。
どうも……八反田です……と言わんばかりにコチラを見ている気がする。
「た、ただいまー」
返事のない玄関で、いつものように鍵を締めチェーンをかける。
そして……。
スゥスゥ……。
匂いをお腹の底奥深く吸い込んだ。
微かな柔軟剤の匂いと、やっぱり甘く酸っぱい匂い。
――知ってる?男の人の汗の匂いを嗅いで甘く感じたら、その人とはアレの相性がいいんだって……。
そんな、るかちゃんとの会話を思い出した。
「わ、私、八反田さんとえっちの相性いいのかな?」
相手はもうそんなに若くもない妻子持ち。
詳しくは耳にしたことないけれど、30代くらいだと思う。
そんな人との相性なんてまだ齢18かつ処女の私には分からない。
とは言え気になって何度も嗅いじゃう。
2度目にはパーカーに顔を埋めていた。
誰も見ていないから……。
そんな理由で何度も何度も顔を擦り付けた。
火照り始める身体……。
どんどん我慢が利かなくなってきちゃう。
部屋に戻らなくちゃ。
堰を切ったように階段を登った。
自分の部屋にたどり着き、ドアをしっかり締めて、ベッドに飛び込んだ。
もちろんパーカーごと一緒に……。
「八反田さぁぁん……」
八反田さんに借りたTシャツとパーカーを綺麗にしてお返しする必要があったから。
濡れたスカートはついでみたいなものだけれど。
「そちらはどうしますか?」
「あ……これは……」
八反田さんに借りた黒いパーカー。
確かに水を吸い込んだTシャツの上から羽織ったりはしたけれど、汚れてはいない。
ないけれど常識的には一緒にクリーニングしちゃうものだと思う。
だけれども……。
「あの、お客様?」
「あ、ごめんなさい!大丈夫です!その2つだけで!お願いします!」
お店を出たとき、赤くなった頬を手で冷やすように覆った。
今、私なんてこと考えたの⁉︎
洗っちゃうなんて、そんなのもったい無い……。
だって八反田さんの匂いがするのに‼︎
「なんてウワァァ!もう私のばかばか!」
振り切るように家路を全力疾走するも、ちゃっかり私の腕には黒いパーカーが。
どうも……八反田です……と言わんばかりにコチラを見ている気がする。
「た、ただいまー」
返事のない玄関で、いつものように鍵を締めチェーンをかける。
そして……。
スゥスゥ……。
匂いをお腹の底奥深く吸い込んだ。
微かな柔軟剤の匂いと、やっぱり甘く酸っぱい匂い。
――知ってる?男の人の汗の匂いを嗅いで甘く感じたら、その人とはアレの相性がいいんだって……。
そんな、るかちゃんとの会話を思い出した。
「わ、私、八反田さんとえっちの相性いいのかな?」
相手はもうそんなに若くもない妻子持ち。
詳しくは耳にしたことないけれど、30代くらいだと思う。
そんな人との相性なんてまだ齢18かつ処女の私には分からない。
とは言え気になって何度も嗅いじゃう。
2度目にはパーカーに顔を埋めていた。
誰も見ていないから……。
そんな理由で何度も何度も顔を擦り付けた。
火照り始める身体……。
どんどん我慢が利かなくなってきちゃう。
部屋に戻らなくちゃ。
堰を切ったように階段を登った。
自分の部屋にたどり着き、ドアをしっかり締めて、ベッドに飛び込んだ。
もちろんパーカーごと一緒に……。
「八反田さぁぁん……」

