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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第6章 禁断の恋
なのに、八反田さんはあっけらかんと言う。

「何故ですか?私はそろそろ寝ますよ」

明日も忙しいんで。
この辺りの心の入れ替えの巧みさは、さすがと言うべきか……。
私の両肩を掴んで、失礼と口にして横にどけた八反田さんは、どっかとソファに腰を落ち着けて、待機していた缶コーヒーに口付けた。
喉が渇いていたのか、ゴクゴクと飲み干そうとする彼の喉仏が大きく上下する。
なんという色気……。
なんというフェロモン……。
はぅぅ、缶コーヒーになれたらいいのにぃ……。
羨ましげに見つめれば、視線に気が付いた八反田さんはいつもの調子で言うだろう。
これ、欲しいんですか?って……。
でも、違った。
今日から、違うようになった。
八反田さんは相変わらず真摯な笑顔で私の心を読んでみせたのだ。

「そんなに缶コーヒーを妬まないであげてください」

たまらず、ぼっと、私の顔に火が付いてしまう。
恥ずかしいっ!!
バカな子ってまた思われてるんだと考えたら、辛くて泣き出したくなった。
そんな私に八反田さんはなおも笑って言ってくれた。

「おいで」

ソファの横をぽむぽむと叩き、ここに座りなさいと合図が送られてくる。
面食らって、思わず硬直してしまう。
だってあの八反田さんが……。
八反田さんが……私を呼んでくれている!
お仕事でもなんでもないのに!

「おいで」

「で、で、で、でもっ!」

「いいから、おいで」

「…………ふにゅ………」

「お い で」

最後は半ば怒ったようにも仕事の時の口調にも聞こえる声色で、八反田さんは私を強引に呼び寄せた。
はいっ!と気をつけをして返事をし、八反田さんのいるソファまで小走りで近付いた。
目の前に立つと、どうぞと促される。

「し、しつれいします!」

新米の兵隊さんみたく、緊張したままソファに腰を下ろそうとした、その矢先だった。

「今日だけ、特別ですよ」

確か、私は、これを夢で見た気がする。
いつだったかな?
それは初めて出逢った日。
夢の中で私は何故かTバックのビキニを着ていたけれど。
そう、紐みたいな、エッチな水着を着せられそうになった夢だ。
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