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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第6章 禁断の恋
私の想いは、さっきちゃんと伝わっていたみたい。
八反田さんは、あの日の夢の中みたく私を正面から抱っこして膝に座らせてくれた。
強引さに胸が高鳴る。

「そんなに俺が好き?」

「え!?……ぇと……」

ち……近いよっ!
唇と唇が触れ合ってもおかしくない距離。
どうしよう、どうしよう!
心臓がフル稼働してしょうがない。
右に左に視線をぐるぐるさせてパニックを起こしても、八反田さんは私を逃す気はないらしい。

「あっあ、あのぅ!」

「場所を変えて、どうするの?俺と何がしたいの?」

「えっと、それは……」

チラリと間仕切りを振り返る。
すると隙間から私達を動画に収めるスマホのギラついた眼が見えた。
どうしよう、どうしよう、どうしよう!!
考えなきゃいけないことが多すぎて頭がパンクしちゃう!!
なのに八反田さんにこんな風に優しく迫られたら、何も計算出来なくなっちゃうよ!!

「どこ見てるんです?ちゃんと、こっちを見なさい」

ほっぺに手を添えられ、正面を向かされる。
八反田さんと超至近距離で目が合った。
お互いの吐息が混ざり合う。
このままキス……しちゃったりして!!
先んじて、バランスを崩してしまった私の背中に、八反田さんの腕が回された。
この世で一番大好きな甘い匂いが、体中を充満していく。

「だ、だ、だめです!こんなの!」

嬉しいのに。
もっとして欲しいのに。
八反田さんを守りたい気持ちが先行して彼を拒んでしまった。
すると、彼は意外にも哀しい眼差しを私に向けた。

「いいんだよ。今は。お互い今日は、無かったことにすればいい。俺の立場とか、みゆりはアイドルだとか、そういうの全部」

「八反田さん?」

「嬉しいんですよ。素直に。こんな風に、恋心を抱かれて……」

どうかしていますね。結婚しているのに。
八反田さんは、私の胸元を見つめ、呟いた。
夢の中の八反田さんは、私をやらしい目つきで犯していたのに。
現実の八反田さんは、私のおっぱいなんか通り過ぎて違うところを見つめていた。
たぶん、頭の中の、愛しい家族を。
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