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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第2章 原因は黒いパーカーでした
「八反田さん……」

思い返さずとも、もう既に恋に落ちていたんだと思う。
でも自分ではまだ深く考えていなかった。
結婚している人を好きになること。
子供がいる人を好きになること。
先が見えなくなるなんて、この時まだまだ考えていなかった。

翌日、学校に行く前にクリーニングショップに寄った。
もちろんTシャツとジャージの上下も忘れない。
スニーカーも持った!
完璧‼︎
あ。
八反田さんのパーカーも忘れずに。
結局、洗えなかったけど……。
だいじょぶかな……?

「だいじょばないよね……あーしばらく借りときたいな……お守り代わりにもなるし……」

そんなことを考えて、あっという間に放課後。
マネージャーさんが迎えにきてくれて、今日も早めにdólceに到着。

「おはようございまーす」

「あ、みゆり!おはよー!昨日、大丈夫だった?忙しくてLIME出来なかった!」

「うん、私は大丈夫!るかちゃんは?昨日どうだった?」

「私のほうはバッチリよ!カメラアピール上手く出来たし!!」

「そっかぁ、良かったね‼︎るかちゃん可愛いから、dólceのメインメンバーになれると思うよ!」

「何言ってんの!みゆりもだよ!2人でユニットソング出すんだから!」

「るかちゃん……」

「みゆり……」

お互い両手をガッチリ握って見つめ合った。
そんな時に、なんで私の想い人はそばにいるんだろう。

「2人は付き合っているのかな?まあ、ファンは喜びますし、良しとしましょう」

八反田さんが送られてきたダンボールを運ぶ途中、無表情で私達を眺めていた。
裏口から入ってすぐのとこで、こんな会話するんじゃなかった……。

「そうよ!みゆりんは私のもの!あんたみたいなブッサイクには渡さないわよ!」

「る、るかちゃん!や、やだ!何言ってんの!?」

「そうですよ。いくらなんでも店長に向かって不細工とハッキリ言わないで下さい。傷つきます」

「そうだよぉ!確かに私はるかちゃんのものだけど、八反田さんが欲しいって言ったら私は……あげてもいいなって……」

「そうよ!みゆりんは自他共に認める私の嫁なの!私の許可なく手を出さないで下さいよね…………え?」

「え?」

「え?」

室内が一瞬シーンとなった。
会話、あっちこっち行き過ぎ……。

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