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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第7章 おなにぃ中毒

「じゃあ、ちょっと話、したら?ほら、悩みごとあるって、言ってたじゃない」

「ファイトだみゆり!大丈夫だ!覗いたりしないから!」

「えっ……えっ!ちょっと二人とも……」

「まったく……私は妻子持ちなんですがね……」

八反田さんの最後のセリフを聞かずに、二人はハイタッチもそこそこに事務室を後にしてしまった。
取り残された私。
るかちゃん風に例えるなら、いま私は竜か何かの神様に身を捧げた生け贄ってところなのかな。
食べられちゃう寸前!?
でも、まさか……。
仕事モードの八反田さんに限ってそんな……。

「オ○ニーは順調ですか?」

「はぇ?」

私はまたいつの間に倒れて夢でも見ているのかな?
八反田さんはもう一度パソコンに向かいキーボードを鳴らして言った。

「オ○ニーは順調ですか?」

画面を凝視しつつ、私の返答を待っているようだ。

「は、八反田さん……!?そんな、ここ、dólceですよ!?」

外にはお客様もいる、メンバーもいるのに……!

「会話は聞こえませんよ。ホールは曲も掛かっていますしね。ご安心を」

「……で、でも……」

「それで、オ○ニーは何回終わったんです?」

さらりと、仕事で必要なプログレスを部下に求めるように、彼は物凄いえっちなことを3度も口にした。
眼差しは仕事モードのままでいる。
それは間違いない。
パソコンのメール画面には、昨夜の売り上げやら、注文数などが添付されていく。

「え、えっと……!えっと……!あのっ!」

「おい!何度も何度も確認取らせるなよ!報告するときはきちんと!用件だけを手早く!はっきり聞こえるようにと教えただろう!」

「は、はいっ!に、2回!2回、しましたっ……!」

「よろしい……」

……じゅんっ、とした――。
まるで仕事モードの八反田さんに、えっちな調教、されてるみたいで……。
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