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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第7章 おなにぃ中毒
私は彼の乳首から離れて、もう一度首筋に顔を寄せた。
どこもかしこも、甘酸っぱい。
もう頭がイかれてるんだ……。

「……ア…ァ……八反田さんの……匂い……たまんないっ」

「……ぅ……ぁぁ……、か、風間……どうして、こんな……」

「だっていつも、電車の中で痴漢さん達に教えて貰ってたんです……スゴーく、興奮しませんか……?」

「し、しない……も、もしも、こんなこと、見付かったら…… 」

「……大丈夫ですよ。少し、なでなでするだけですから……」

見付からないのを、私は知ってる。
こうするだけなら、誰も気づかないことを。

「八反田さんのことを、気持ち良くさせたいだけなんです」

あなたは特別だから。

「……こんなの、俺は望んでない」

右手でボクサーパンツの隙間から、張り詰めた陰茎に触れた。
八反田さんの……だ。
たまらず引きずり出した。
私の手では収まりきらない大きさの逞しい象徴。
暗い中ではよく見えないその素敵な雄が、今、私の目の前にあるんですね。

「どうして、嫌がるんですか?」

呟いて、指先で輪郭を愛でた。
勃起がひくついてる……。
嬉しくなって、そのままカリ首を越えて、まぁるい山頂に辿り着く。
鬼頭だ。
想像以上におっきい……。
陰茎をぎゅっと握った。
八反田さんはまた、うっ……と呻いた。
親指を使い、輪をかいて、なでなでしてあげた。
粘着質の液体が拡がる。

「我慢汁……出てます……」

「ぅぐ……」

八反田さんは、もう一度逃げるように顔を振り上げた。
ひゅうひゅう、喉がか細く鳴ってる。
焦りを隠さない彼は、しどろもどろに左手を口に当てた。

「……嬉しい……八反田さん……感じてくれてるんですね……」

「……ぅ、くっ……、うっ……」

八反田さんは躰を震わせ続けていた。
逃げられない状況に、怒りを抑えきれないのかも?
でも私にはそんな風には見えなかった。
だって、私、知ってる。
こんな時、ダメなのに、思ってしまうこと。

――本当は、もっと、シテ欲しい。

そんな劣情……。
あなたもそう?
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