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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第7章 おなにぃ中毒

「たくさん出して、くださいね……」
彼の耳元に出来るだけ近付けた唇を動かし伝えた。
八反田さんの、赤ちゃんの種。
エッチな気分が最高潮に達すると、出る、白い液。
……私にも下さい。
「やったぁ!私の勝ち-!」
「もーー課金アイテム使うの狡いよぉー!」
クローゼットの外。
二人の女の子がはしゃいでいた。
私達には気付かず。
「それにしても遅いなぁ」
「何してんのかなぁ……」
「あっ!!見て!!」
「え、何々!?」
女の子2人が、さっきまで八反田さんが座っていた椅子に近づいたのが分かった。
つまりそれは、クローゼットがある場所に、彼女らが近づいたということ。
それでも私は手を離さない。
もう手遅れ。
こんなところ見られたら、人生終わり。
私も……。
八反田さんも……。
だけど、迫り上がるの。
気持ちも。
躰も。
宙に浮いてしまうぐらい。
「……すごい、硬く……なった……」
「はぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
八反田さんは口元にやっていた手をもう一度私の手首に巻き付けた。
左右に首を振り続ける。
髪がサラサラ揺れて、とても綺麗。
焦ったあなたの顔。
こんな顔もするんですね。
ますます好きになっちゃいます。
「床、何コレ!濡れてるよ-!」
「きゃはは、やだっ!何!?水ー!?」
八反田さんは、鋭い瞳の切っ先をクローゼットの隙間に傾けていた。
私も同じように視界の端に捉えた。
上から下まで斜めに亀裂の入っているレール扉のついた木製のクローゼット。
うまい具合に角度を変えれば、中身が洋服だけでないことが分かったかもしれない。
でも、彼女らは床の水に意識を持って行かれて気づかない。
あなた達が探している八反田さんが、実は目の前にいること。

