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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第7章 おなにぃ中毒
私の言葉を受け流す彼は、突如コールしてきた携帯には素早く対応した。
「はい、八反田です。お世話になっております」
怒ってるんだ……。
「はい。……はい。いやー、すみません!立て込んでおりまして、ご連絡遅くなってしまい……。いえ、こちらから再度お電話お掛け直し致しますので……申し訳ございません……!」
気さくに、腰の低い彼の抑揚からは、決して想像出来ない研ぎ澄まされた視線。
冷酷に、私の息の根を止めに掛かる。
——失せろ。
そう言う彼の瞳の意味がわかった私は、身慄いして一礼した。
「ごめんなさい……」
小声で謝り、私は事務室を後にする他なかった……。
♡
「それで、八反田店長を怒らせたってワケね」
あれから私達は何事も無かったかのようにdolceでの仕事を終えた。
いつも通り帰宅はしたが、即、大前さんにLIMEで連絡を取った。
というより大前さんに、あとで何があったか説明しなさいとスタッフルームでの着替え最中に強く怒られたのだ。
るかちゃんが傍にいたから、その時その場所で全て話せないのがもどかしかった。
「にしても、よくあんなとこで出来たわねぇ…………手コキなんて……」
「……きゃー!!くるみちゃん、言わないで!そんなっ、私、どうしよう……!」
「どうしようったって……やってしまったものは仕方ないじゃない。いいって言われるまで近付かないようにするしか……」
「八反田さんにあんなこと……っ!!うわーん思い出したら興奮しちゃぅ!!でも……おな、出来なくなっちゃったからっ!」
「えっ?何そっち!?」
「二日以上空けたことないのに……約束守れなかったらどうしよう……」
喚くようにLIMEの電波に乗せて悩み込むと、大前さんは当然の如く言った。
「そんなの嘘つけばいいじゃない」
バレないわよと、冷めたようにライターの音を効果音にして空気を吐き出す声がしたけれど、私も私で考えはある。
「八反田さんに嘘はつきたくないもん……」
本当はるかちゃんにも。
「はい、八反田です。お世話になっております」
怒ってるんだ……。
「はい。……はい。いやー、すみません!立て込んでおりまして、ご連絡遅くなってしまい……。いえ、こちらから再度お電話お掛け直し致しますので……申し訳ございません……!」
気さくに、腰の低い彼の抑揚からは、決して想像出来ない研ぎ澄まされた視線。
冷酷に、私の息の根を止めに掛かる。
——失せろ。
そう言う彼の瞳の意味がわかった私は、身慄いして一礼した。
「ごめんなさい……」
小声で謝り、私は事務室を後にする他なかった……。
♡
「それで、八反田店長を怒らせたってワケね」
あれから私達は何事も無かったかのようにdolceでの仕事を終えた。
いつも通り帰宅はしたが、即、大前さんにLIMEで連絡を取った。
というより大前さんに、あとで何があったか説明しなさいとスタッフルームでの着替え最中に強く怒られたのだ。
るかちゃんが傍にいたから、その時その場所で全て話せないのがもどかしかった。
「にしても、よくあんなとこで出来たわねぇ…………手コキなんて……」
「……きゃー!!くるみちゃん、言わないで!そんなっ、私、どうしよう……!」
「どうしようったって……やってしまったものは仕方ないじゃない。いいって言われるまで近付かないようにするしか……」
「八反田さんにあんなこと……っ!!うわーん思い出したら興奮しちゃぅ!!でも……おな、出来なくなっちゃったからっ!」
「えっ?何そっち!?」
「二日以上空けたことないのに……約束守れなかったらどうしよう……」
喚くようにLIMEの電波に乗せて悩み込むと、大前さんは当然の如く言った。
「そんなの嘘つけばいいじゃない」
バレないわよと、冷めたようにライターの音を効果音にして空気を吐き出す声がしたけれど、私も私で考えはある。
「八反田さんに嘘はつきたくないもん……」
本当はるかちゃんにも。