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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第2章 原因は黒いパーカーでした
私も八反田さんに近付きたい。
八反田さんに褒められたい。
自然と頼られるようになりたい。
駄目な子って思われたままじゃやだ!
「リーダーって、交代したりしないんですか‼︎⁉︎」
八反田さんを見つめて言った。
ほぼ、確信を込めて聞いた。
八反田さんには伝わったのかな?
「しますよ?交代」
彼はニッと笑った。
「当たり前じゃないですか」
私は、その姿をみて、
「そっか……それなら良かった!」
両手を合わせて喜んだ。
だけど、大前さんは当たり前だが不服そうだった。
「そんな……じゃあ私、頑張る必要なくない?」
「いや?代わらないかもしれませんよ?」
八反田さんは、大前さんにも同様に微笑んだ。
「それは、皆さんの心掛け次第です」
そして、八反田さんはまたプリントに視線を戻した。
無表情の彼に戻っている。
言いたいことは、もうないのだろう。
大前さんも仕事の話を進められて、それ以上四の五の言えなくなったらしい。
半ば強制的に話を終えた八反田さんの迫力を、私は素直に凄いと思った。
私にはないもの。
私にはない力。
人を束ねる圧倒的なオーラ。
そして、説得力。
統率力。
それから……。
笑った時に惹きつける、可愛いらしい魅力。
外見ではない人としてのパワーを、人間力を、この人は持っている。
「私、八反田さんみたいになりたいです。だから私、dólceの仕事がんばります」
目一杯頭を下げて、そして心に誓いを立ててスタッフルームに戻った。
るかちゃんが、
「大丈夫だった?」
と、席を立って心配してくれた。
だから言った。
るかちゃんには正直に。
全部。
「私、やっぱり諦めきれない。会ってまだ間もないのにって、思うでしょ?でもね、日が経つにつれ、どんどん好きな気持ちが膨らむの。だからきっと明日は今日よりもっと好き。だって、もっといっぱい彼のこと知りたいって思うもん」
ごめんね、るかちゃん。
でも分かってくれるよね。
「私、八反田さんのことが好き。不細工でも!既婚者でも!子供がいても!好きなものは好き!」
八反田さんに褒められたい。
自然と頼られるようになりたい。
駄目な子って思われたままじゃやだ!
「リーダーって、交代したりしないんですか‼︎⁉︎」
八反田さんを見つめて言った。
ほぼ、確信を込めて聞いた。
八反田さんには伝わったのかな?
「しますよ?交代」
彼はニッと笑った。
「当たり前じゃないですか」
私は、その姿をみて、
「そっか……それなら良かった!」
両手を合わせて喜んだ。
だけど、大前さんは当たり前だが不服そうだった。
「そんな……じゃあ私、頑張る必要なくない?」
「いや?代わらないかもしれませんよ?」
八反田さんは、大前さんにも同様に微笑んだ。
「それは、皆さんの心掛け次第です」
そして、八反田さんはまたプリントに視線を戻した。
無表情の彼に戻っている。
言いたいことは、もうないのだろう。
大前さんも仕事の話を進められて、それ以上四の五の言えなくなったらしい。
半ば強制的に話を終えた八反田さんの迫力を、私は素直に凄いと思った。
私にはないもの。
私にはない力。
人を束ねる圧倒的なオーラ。
そして、説得力。
統率力。
それから……。
笑った時に惹きつける、可愛いらしい魅力。
外見ではない人としてのパワーを、人間力を、この人は持っている。
「私、八反田さんみたいになりたいです。だから私、dólceの仕事がんばります」
目一杯頭を下げて、そして心に誓いを立ててスタッフルームに戻った。
るかちゃんが、
「大丈夫だった?」
と、席を立って心配してくれた。
だから言った。
るかちゃんには正直に。
全部。
「私、やっぱり諦めきれない。会ってまだ間もないのにって、思うでしょ?でもね、日が経つにつれ、どんどん好きな気持ちが膨らむの。だからきっと明日は今日よりもっと好き。だって、もっといっぱい彼のこと知りたいって思うもん」
ごめんね、るかちゃん。
でも分かってくれるよね。
「私、八反田さんのことが好き。不細工でも!既婚者でも!子供がいても!好きなものは好き!」