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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第8章 躰の疼き……
「ねぇ、また男子達みてるよー」

「気持ち悪いよねぇ……」

クラスメイトの女の子が、体育の時間になると必ず零す悪口。
異性からの視線てそんなに嫌かな?
私からすれば分からない感覚。
だって女子の視線も男子の視線も同じくらい私には怖い。
でも普通の女の子からすれば当たり前の感情なのかな?
エッチな視線がもう分からなくなってる私はやっぱり変態なのかな?
ただ、こうして女の子の輪に紛れていれば、視線を肌に直接感じないからクラクラせずに済むのは確かだけど。

「風間さん。もっと腰を落とさないとボール弾けないわよ」

「はぁい……」

球技は苦手。
特にバレーボールは。
中には凄く上手な子も居て、来年の春には大学に推薦入学する素晴らしい才能を持つ子もいるみたいだけれど、私はてんでダメ。
単位制なんかでなければ、こんな辛いことやらなくて済むのに。
……そもそも体育館て寒いし。
といっても、私が通う学校はそれなりに設備の整った私立高校だから、多分他校に比べたら色々過ごしやすいのかなぁとは思う。

「あ、ねぇねぇっ!見て、男子‼︎黒咲くんだよ‼︎」

「やーん、今日も王子様だわ!やっぱ何してもカッコイイー‼︎」

結局、男子もさることながら女子も人のことなど言えないのは男女共学の醍醐味なんだよね。
一瞬で女子全員の視線が同じ箇所に注がれる。
クラスの中で……いや、学校1のイケメン、黒咲颯の元へと。

でも何故か私の胸には響かない。

入学当初から騒がれていた彼は、街で声を掛けられスナップ写真を撮られたとか、他校生から告白を受けることもしょっちゅう。
ファンクラブまであるのだそうだから大変偉大、顔面偏差値トップクラスの人間なのだ。
たぶん、歴としたとした芸能人である私より、有名人だろう。
彼がいつも更新するインダスブログはキラキラ輝いていて、ネット上ではそれなりに顔が知れている。
彼が動くと女子が瞬間沸騰する。

でも実はその彼から、告白を受けたことがある……。
なんて話は学校の誰にも……口が裂けても言えない。
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