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恋するアイドル❤︎〜内緒の発情期〜
第8章 躰の疼き……

「あれはお前のなんだ?」

「え?クラスメイトですけど……」

「それだけか?」

「え?……は、はい……あ、でも……」

「なんだ?なんか脅されたりしてるのか?」

「い、いえ。昔、告白されたなって……」

「…………」

八反田さんは呆気にとられてから、大きくため息をついた。

「もう分かった……はやく着替えて接客してこい。俺にはこういうのは気が滅入る」

つまらなそうな顔で言って、八反田さんはそのままパソコンと仲良くしてしまった。

黒咲くんにアドバイスを貰った通り、それ以上八反田さんに関わらず事務室を出てスタッフルームで着替えを終えた。
サイドを三つ編みで結い上げ、左手に持つトレンチの邪魔にならないようにした。
ハンディとインカムを持ち、ホールへ向かう。
いつもなら鏡を見て、今日も可愛いぞと言い聞かすところだけど、今はそんな時間はなさそうなので致し方なく省略。
だって既に内情を把握しているハイエナちゃん達が、黒咲くんにたかっているんだもの。

「颯くんは風間さんのカレシ?」

「違うよ」

「そうだよねー、dolceは恋愛禁止だもん」

「そうそう。だからオレの片想いかな」

「えー!みゆりちゃんより私にして下さい!」

「積極的だね、キミ。名前は?」

「あれ?私のこと知らないです?大前です。大前くるみ」

「あぁ、キミがリーダーの」

そうやって、くるみちゃんはのし上がって来たのかな?
影じゃ、枕営業の話も噂に登ってる。
でも大前さんは子役上がりの芸歴長い女の子だから、実力で名を馳せてきたのだと信じたいけれど……。

「颯くんみたいな人がバックにいたら、心強くなっちゃうなぁ……」

この言葉はつまり、そういうことなのかもしれない。

「dólceのリーダーにそう誘われるのは嬉しいけれど、オレはみゆりちゃんのファンだからね。そう簡単に推しを変えることは出来ないかな」

ね? なんて私に同意を求められても……。

これにはくるみちゃんだけじゃなく他のメンバーからも視線が痛かった。
更には……。

「風間……お前本当に付き合ったりしていないんだろうな……」

いつの間にかホールに戻ってきていた八反田さんまでも、目を眇めて私を疑う……。
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